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晩夏ーひとりの季節ー

こんにちは。橘吉次(きちじ)です。

今回は、去りゆく夏にひたりつつ松任谷由実さんの
「晩夏ーひとりの季節ー」の歌詞から人生を考えてみます。



青春時代のユーミン


吉次は1964年生まれ。
東京オリンピックが開催され、東海道新幹線が開通し、お江戸日本橋の上に首都高速道路が走った年です。

日本の高度成長に合わせて、幼児期から少女へ、少女時代から年頃の娘へと大人の女になっていきました。
高校時代~大学生の時、心を震わせながら聴いたのはユーミンの曲。

「卒業写真」
「ノーサイド」
「埠頭を渡る風」

リアルタイムな自分の体験と重ねて、泣きながらカラオケで歌ってました。

中学時代、ずっと好きだった高村君。
高校時代憧れたラグビー部の先輩の最後の試合。
大黒埠頭《だいこくふとう》までドライブをした一郎君とのあの夏の夜。

どれもこれも、
その曲が流れてくれば、鮮やかによみがえる吉次《きちじ》の青春の一場面です。

そのユーミンのちょっとマイナーな曲に
「晩夏ーひとりの季節ー」という歌があります。
綺麗なメロディの曲ですが、青春時代の吉次には良さがわからなかった。

この歌をしみじみと聞き入り、
歌詞の切なさに涙を流したのは、40代後半になってからでした。



晩夏 ー人生の夏の終わり

ゆく夏に 名残る暑さは
夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭
秋風の心細さは コスモス
何もかも捨てたい恋があったのに
不安な夢があったのに
いつかしら 時のどこかへ置き去り

荒井由実 「晩夏(ひとりの季節)」

ああ、夏が終わる…
人生の夏が終わる…

40代の吉次は実感したのです。
人生の夏が過ぎ去っていくと…

恋に燃え、夢の実現に燃え、欲望に燃え、
熱い情熱と激しい感情のままに突っ走った、人生の夏。

わたしは、
青春を生き、
朱夏《しゅか》を生きた。

今、中年と呼ばれる年齢になり、
もう朱夏の季節が終わろうとしているのだと、
深い感慨をもって、晩夏を過ごしました。


ユーミンは歌います。

空色は水色に 茜は紅に
やがて来る淋しい季節が恋人なの

荒井由実 「晩夏(ひとりの季節)」

移り変わる季節を鴨長明《かものちょうめい》のように静かに見つめながら、次に来る季節が恋人であると…

次の季節は
白秋《はくしゅう》だ。


秋は淋しい季節なのか?


生物のいのちの炎は少しずつ弱くなり
植物は葉を落とし、動物が眠りにつき
深いしじまに包まれる冬がやってくる…

だから秋は淋しい
もう、感傷的になってしまう

でも、ちょっとお待ちを!
眠りにつく前に、実りの秋があるんですけど…

そうなのよ
つい、センチメンタルになっちまう秋だけど、
秋は収穫の時期
おいしい季節
なのだ。

青春を走り抜け
朱夏で情熱を燃やし
様々な経験を積み、社会的な信用もつくり、多くの知識を学んできた

その成果を存分に発揮して
人生の一番おいしいところを味わう季節が白秋なのだ。

わーいっ!秋が来るぞー!
頑張ったご褒美を受け取る秋だぞー!

さあ、楽しむぞー!

ミドルエイジの諸君!
冬を怖れて秋を憂うのはモッタイナイぞ。
社会的責任や子育ての義務を終わらせて、今こそ、自分のためだけに生きる季節がやってきたのだ。

中年女性の皆様
紅葉の美しさを見習おう。
ただ一人咲き誇る花の季節は終わったが、周囲とのコントラストで錦を織りなす美しさがあるのだ。
「桜は秋も美しい」と言ったのは、池波正太郎だったか?

夏が終わるのは確かに淋しい
でも、次の季節も美しい

いつだって今が一番素晴らしいのだ!
そう思って吉次は生きている

だから、今は存分に晩夏を味わおうね!


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