桜とコーヒーとわたし
コップに入ったコーヒーがなくなる瞬間、名残惜しい気持ちになる。
コーヒー時間が幸せすぎて、少しでも長くその時間を堪能したい。
一方で、コーヒーは冷めると味が変わってしまう。
おいしいうちに飲み切りたいからこそ、別れの瞬間は自分で決めなければならない。
味わえば味わうほど、最後のひとくちが物悲しい。
*
コーヒーがなくなりそうなときと桜を見ているときの気持ちは似ている。
大好きでずっとに一緒にいたいけど、別れが近いもの。
わたしのそばからいなくなる瞬間を考えなければならないもの。
今年の桜は遅咲きだったのもあって、
つぼみのときから毎日桜を眺めていた。
美しさに感動する気持ちよりも、切なさが勝ってしまう。寂しいな。
私も、桜の木のように前に進まないとだね。
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