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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育…
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#読書感想文

自己紹介| 『7つの習慣』と教師とわたし

はじめましてこんにちは。私は、学校の教員として働いている女性です。社会科教員として地歴分野を中心に教えています。 noteを細々と始めて2年が経ちました。もともと文章を書くことが好きで、誰かと考えを共有することが好きだったので始めたのですが、今では自分自身の思考整理ツールとして救われている大切な場所となっています。 どのくらいの人が今までのnoteを親身に読んでくださってるのかは分かりません。でもせっかく続けているのだし、改めて自己紹介を書いてみようという気になりました。

教師がチャレンジしていた毎日noteの更新を中断した話。

毎日更新のチャレンジを続け、108日を最後に更新がストップしました。 今日は、その理由とこれからの執筆について整理して行きます。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 更新がストップした理由は…結論から言うと、 忘れてましたーーーー!(笑) と言うのも、長く続けてきた習慣として「朝」の時間を利用した執筆をしていたの

人が変わるには、「心」よりも「行動」へのアプローチ

今日は、先日書いた記事「心理的安全性とは?」の続編です。 前回の記事では、心理的安全性の職場が生産性や成果を生みやすいと言うことをお話ししました。 では次なる問として、どのようにしてそういった職場に変えていけばいいのかと言う方法の問題が上がってきます。そこで今回は、 そもそも組織を構成する「人」が変わるには、 どうすれば良いのか という視点でお話します。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あ

続『スタンフォードが中高生に教えていること』〜レッテルの脅威とは |読書ノート

あなたは堅実に育ったから、いろいろと安心ね。 ある日、とある人からかけられたこの一言が、なぜかずっとモヤモヤして残った。 そのモヤモヤの正体が、先日読んでいた本の一節によって判明したのである。納得感、スッキリ感。 今日は、言葉がけとマインドセットと教育のお話です。 「チャレンジする姿勢を削ぐ言葉がけ」には2種類あるその本とは、noteの読書感想文でも書いた『スタンフォードが中高生に教えていること』です。 スタンフォードオンラインハイスクールの教育において大切にしてい

中高教員が、ヨシタケシンスケの絵本に背中を押された話|読書ノート

「嫌だ」と思った時、自分が変わることを選びがちなあなたへ。先日、教員仲間から素敵な絵本を紹介されました。 ヨシタケシンスケさんの「にげてさがして」 という絵本です。 絵本だから興味ないや、と引き返すのはちょっとだけ待ってください。 これは、誰かとともに生きる全ての大人に読んでほしい本です。 特に、誰かと過ごす時、自分を変えることを選びがちなあなたへ贈りたい本。 書きたいと思ったこと全てを書いてくださった記事なんだか情緒たっぷりな冒頭で始めてしまいました。 それだけ私

スタンフォードが中高生に教えていること|読書ノート

今日は、 『スタンフォードが中高生に教えていること』(星友啓) という本の読書記録です。 スタンフォード大学のオンラインスクールの校長先生が日本人!という驚きから始まり、脳科学に基づいた学習デザインのあり方を1から考えさせてもらえる内容。 特に心が動いたポイントまとめと感想をお話しします。 情熱とやる気を感染させる教育熱心な博士たち・情熱は周りから「感染」するもの。周りの情熱あふれた人々と触れ合うことで、生徒同士の情熱が感染しあう環境を作り出すことはできないか?

#12 学校で定期テスト、いる?|読書ノート

今回紹介する本は、こちら! 『「目的思考」で学びが変わる〜千代田区立麹町中学校校長・工藤勇一の挑戦〜』(著:多田慎介) この本で中心的に語られる工藤勇一さんは、公立中学校にもかかわらず、慣例に全くとらわれない新たな教育のかたちをスピード感を持って構築されていました。 最も刺激的かつ大胆な改革の一つとして「定期テストの廃止」が有名です。 最近、さまざまな番組やメディアにも取り上げられてるので見聞きしたことがあるかも知れません。 この本でわたし的に刺さったテーマ5つと、そ

#9  なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか?|読書ノート

今回は、私が2年前に読んだこの本です。2年前の私が書いた感想を載せてみます。自分が変わるんだ、自分で学校を変えるんだとメラメラしている若手教師の心情をご覧ください。ちょっと青々しいですね(笑) でも、なんだかエネルギッシュで、救われます。 それではどうぞ! ーーーーーーーーー 本の概要大阪府で始まった校長の民間公募制で、当時36歳で全国最年少の校長として箕面高校に赴任し、4年間の学校経営で数々の実績を出し注目される日野田先生。 地域四番手だった学校の教育を世界に通用す