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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育… もっと読む
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#教員

自己紹介| 『7つの習慣』と教師とわたし

はじめましてこんにちは。私は、学校の教員として働いている女性です。社会科教員として地歴分野を中心に教えています。 noteを細々と始めて2年が経ちました。もともと文章を書くことが好きで、誰かと考えを共有することが好きだったので始めたのですが、今では自分自身の思考整理ツールとして救われている大切な場所となっています。 どのくらいの人が今までのnoteを親身に読んでくださってるのかは分かりません。でもせっかく続けているのだし、改めて自己紹介を書いてみようという気になりました。

「すごいね」待ちの子どもに、どんな声をかけるか?

私は職業柄もあり、多くの子どもと顔を合わせます。 その中で、いつも気を遣うのが「すごいね」待ちのこどもの対応です。 例えば、大乱闘スマッシュブラザーズという格闘ゲームを好きな小学生が、 「この間、一番強いレベル相手に勝てたんだよ〜?(ドヤ顔で反応待ち)」 と話しかけてきました。 そこで私は「強い相手に勝てるようになったんだね!」と驚いてみせます。 するとその子は「え、すごいと思わない?すごいでしょ?」と不服そう。 私は、簡単に「すごい」と伝えることに、ある葛藤があって

先生になって気づいたのは、「人によって響くタイミングや回数が違う」ということ。

今日は、先生になってから気づいたことと題して話をしていきたいと思います。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 とにかく悩みの多い新任時代「それ昨日言ったじゃん!!!」教員になって早5年以上が経ちました。 新任の教員の時期は、とにかく悩みが多かったように思います。 特に 思っていたのは、 子供が何度言っても言われた

職場において、すこし外から見守る人って大事かもという話。

今日は仕事において、少し離れて外から見守る人がいる事はとても大事なのではないか、と言う話をします。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 学年や担任についていないから気づいたことnote記事で何度も書いているのですが、今年は復職の年でしたので学年や担任業務にはついておりません。 そのため他の先生たちよりも、いろんな学

めんどくさい、集中できないを克服するには?

今日は先生の仕事術「仕事をやり始めるには」「仕事の集中を続かせられるコツ」をお話ししていきます。 当然これは、先生だけではなく、子供の勉強に置き換えることが可能です。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 仕事をやり始めるまでが長い問題復職して新年度が始まってからというもの、あっという間に2週間が経とうとしています。そ

先生がいまだに抱える授業の悩み1選

新年度の授業がスタートしました。 今日は、私が抱える授業の悩み1選をお話していきます。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 時間内に話が終わらない結論から言うと、その悩みとは「時間内に想定通りの話が終わらない」と言うことです。 こうやって書いている今でさえ、この事実に恥ずかしい気持ちでいっぱいなくらい、全く話

「先生の説明がわかりやすい」の落とし穴

今日は生徒の「説明が分かりやすい」の言葉に満足してませんかと言うお話。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 考えのきっかけは生徒の言葉 先日、久々に生徒の前で授業をしました。 めちゃくちゃ緊張しましたし、復職後1発目だったので、自分の精神状態がどうなるかと言う心配点もありました。 しかしふたを開けてみれば、まるで休

子どもの「察してオーラ」に気づいた時、どうしてますか?

今日は、先生の生徒指導シリーズ「子どもの自立をサポートするための声かけ」についての悩みをお話ししていきます。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 「察してオーラ」に気づきがち、先回りしがち問題私がずっと生徒指導として迷っていることがあります。 それは、子どもが発する「察してオーラ」の反応の仕方に困ってしまうということ

「授業中はiPadを使わせないことにした」という話を聞いて。

今日はICTと教育についての持論をお話ししていきたいと思います。特に授業中に生徒にタブレット端末を使わせるか否かと言う議論についてです。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 授業中、生徒には使わせないことにしたんですと言う言葉を聞いて愕然とした。新しい授業について、本格的に詰めていく時期になりました。いよいよ新年度の

iPadで「情報を一元化」が時短術の原点

今日は私が取り入れている、教員の仕事時短術について紹介したいと思います。 結論から言うと教員の仕事の時間術は iPadを活用することです。 もはや使い古されすぎた内容であると思いますが、それでもなお声高に言い続ける必要があると思い、記事にしてみました。 もうバッチリ活用されている方も、まだまだそういったツールに懐疑的な方もぜひお読みください。 紙の種類が膨大!資料を探す時間にかなり費やされる。皆さん探し物してますか? (笑) ある調査によると、社会人の1年間のうち

新年度、ふみ出す人に贈りたいnote

いよいよ新年度初日になりましたね。 今日新たな第一歩を踏み出した先生、 社会人のみなさんに贈りたい記事をまとめます。 手前味噌ですが、わたしが書いた記事の中でおすすめのものを紹介します。興味のあるテーマに飛んでみてくださいね。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 新任の先生に送りたいnote(お仕事術編) 新任

続・先生こそ学びあいたい〜オンライン講座「学習する学校」で感じた、3つのこと

今回は、昨日参加してみた「みんなの職員室オンライン研修「学習する学校」のプレ講座」を通じて感じた、3つのことをお話しします! (参考:この講座を受けるに至った経緯は、こちらの記事に書きました。) 1. 受講内容のアウトプットをする威力、実感まず強く感じたこと。 実際に話を聞きながら、アウトプットする機会が複数回あるだけで、こんなにも緊張感を持ちながら有意義に講座を受けることができる! 私は普段、授業中に子供たちが学んだ内容をアウトプットする時間をいくつか設けているので

管理職にも若手にも贈りたい言葉「現状は"最善"である」

今日は、 業務改革や新たなビジョンを掲げるときの注意 というお話。 リーダーや管理職は新たなビジョンを提示してはいけない!?愛読している、立教大学の中原教授ブログの更新記事。 新たなビジョンを提示してはいけない?どうして? まさに最近周りでよく「ビジョンを提示してほしいよね」と聞く言葉だったので、なぜダメなのだろうという疑問にまんまと釣られて(笑)、記事を即クリック。 読んでみて、なるほどなぁという言葉があったので勝手に紹介します。 これからの「ビジョン」を示し

スタートラインは「わたしが教育すれば変わる」と思わないこと。

他人のマインドセットを変えるなんてことは、教育にはできない。 可能なのは、マインドセットを変えたいと願う人たちの"場"をつくることくらいじゃないだろうか。 ある研修でメモしていた、立教大学・中原教授の言葉を読み返して、どきりとしてしまった。 今日はこの言葉の意味と教員の在り方について考えていきたいと思います。 成長マインドに変えることが使命だと信じていた私はここ数年、子供や職場にいる先生たちのマインドセットを変えたいと言うことを目標に努力を続けてきました。 マインドセ