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ひすとり先生のチャレンジノート

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中高教員が、授業・学級経営・職場でのやり取りでの試行錯誤をまとめます。 教員の働き方、生産性をあげて自分の心を満たす時間をふやしていきたい。 教員を目指す方、同職の方、子供や教育…
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#授業

自己紹介| 『7つの習慣』と教師とわたし

はじめましてこんにちは。私は、学校の教員として働いている女性です。社会科教員として地歴分野を中心に教えています。 noteを細々と始めて2年が経ちました。もともと文章を書くことが好きで、誰かと考えを共有することが好きだったので始めたのですが、今では自分自身の思考整理ツールとして救われている大切な場所となっています。 どのくらいの人が今までのnoteを親身に読んでくださってるのかは分かりません。でもせっかく続けているのだし、改めて自己紹介を書いてみようという気になりました。

手応えアリの補習課題をふりかえる

こんにちは。ひすとりです。 今日は自分の教師時代を消化するために書きます。 教師時代の取り組みで手応えがあった「補習課題」の話。 学習力向上プロジェクト(補習課題)最も手応えがあったと感じた取り組みは、いわゆる補習課題です。 「学習力向上プロジェクト」と題して、テストの成績から選抜した生徒に補習課題を出しました。教科書レベルの問題のテストで3割以下の生徒を対象にしたような気がします。 一般的なイメージの課題は、与えられた問題をとにかく解いて提出期限までに出すことをゴール

「先生の説明がわかりやすい」の落とし穴

今日は生徒の「説明が分かりやすい」の言葉に満足してませんかと言うお話。 この記事を書いている人: 現職教員としてはたらく20代。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職経験あり。教育についての自分の経験や科学的情報、心身安定に関する情報を発信しています。 考えのきっかけは生徒の言葉 先日、久々に生徒の前で授業をしました。 めちゃくちゃ緊張しましたし、復職後1発目だったので、自分の精神状態がどうなるかと言う心配点もありました。 しかしふたを開けてみれば、まるで休

授業という「コンテンツ」 #熟成下書き

先日竹村さんの記事をよんで、これからの授業についてモヤモヤと考えが浮かんできました。 となりのトトロを倍速再生しない理由。 これからの授業でもっと考えなきゃいけないこと。 なんだか共通しているような気がしているんです。 でも何がどう共通しているのか、まだうまくまとまりません。 今日は、頭の整理のためのアイデアメモを熟成下書きとして書き留めておきます。 今後、考えをまとめて記事にするかも。 現代社会の子供たちは▶︎コンテンツが飽和していて、その中から「面白そう」という

「テスト用紙を見直したい」教師が再デザイン

今日は、note記事の引用から学習のデザインを考えるという話。 ジマタロさんのこの記事に、朝から目から鱗、鱗です。 教師にとって、テスト用紙とか、自作の授業プリントとか、板書とかって、自分がうけてきたものを再生産しがちです。 というより、わたしがそうだった、と白状したいと思います。 一度ゼロベースで、目的にそって考える。 その重要性にあらためて気付かされた瞬間でした。 記事から学んだ「テスト用紙のデザイン」という視点この記事では、テスト用紙のデザインの中で見直すべきポイ

授業 〜到達目標は最初に作る

久々に、授業研究です。来年度の授業づくりをしています。前回のnoteに書いたように個別化×到達度に近づける授業を目指して考案中です。今日は、到達目標の観点を書いていきます。 〔前回のnoteはこちら〕 到達目標を示すのはなぜ?これまで私は、課題やテストなど成果物が出てはじめて評価を与える、後付け評価を行なってきました。しかし、よく考えてみると、この評価は「評価のための評価」にすぎないのでは、と考えを改めはじめています。つまり、先生が成績表をつけなければいけないから、つける

授業 〜個別化×生徒主導×達成度基準

『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』の衝撃授業と学習指導の悩みを解決すべく、本を乱読しています。その中で、衝撃だったのが、マイケル・B・ホーンとヘザー・ステイカー著(小松健司 訳)『ブレンディッド・ラーニングの衝撃』です。 この本では、従来の「一斉講義型授業」を「工場型モデルの教育」と言い、変化スピードが早く個人のニーズが多様化する現代に必要な教育のあり方とのギャップを説いています。要するに、社会に合わせて学校のあり方が大きく変わる転換点にいるというのです。 一斉講義型に

授業研究と「みるトコロ カード」

こんにちは。前回の授業研究についてのブレストをもとにしながら、今日も授業研究について作戦を練っていきます。今回は、他の先生に「見てください」とお願いする時に書いてもらう「みるトコロ カード」(仮称)のアイデアを整理します。 (前回の記事はこちら) 研究授業が「ふわっと」したまま、意味をなさない理由そもそも、なぜわざわざ見てもらうポイントを明示する記録シートを作ろうと思ったのかというと、今までの研究授業があまり意味をなさない理由の一つが「見て欲しいトコロを見てもらえない」と

生徒と向き合う〜大人が怖い子

こんにちは。今日は、生徒指導・向き合い方についてです。最近、子供たちと面談をしていて、大人が怖い、ということを伝えてくれた生徒がいました。なぜ怒るのですか、と。 何を伝えたら、その子にとって心が自立するのか。その感情と向き合えるのか。非常に悩みました。今でも悩んでいます。 怖いという感情は、嫌なことから避けたいという目的アドラーの中で学んだ目的論から考えると、その感情は何かこうあって欲しいという目的があり、それを達成するためのものだという。 その目的を自分と向き合い整理

先生の仕事でワクワクすること

今日は、授業研究の話の閑話休題。 先生の仕事の中でわたしが〔好きだ〕〔ときめく〕〔ワクワク〕と思ったことをお話しします。 楽しいと思ったことでスキルを磨いたほうがいい今日のテーマを選んだのは、わたしが大好きなYouTuberクリスさんの動画を見ていたことがきっかけです。 詳しくは動画をどうぞなのですが、ここで言われているのは表題の内容。 楽しいと思っていることに関わってスキルを磨いたほうが、大手企業に入って不安になるよりずっと良い! わたしは教員なので、大手企業とか

とある先生の授業研究

マインドマップから見える、私の授業研究今日は前回の記録に続いて、どのように授業研究をしていくかをブレストしてみました。マインドマップを書いて自由に考えたものをまずは並べてみることにします。 〔前回の記録はこちらです。〕 何のために?ーWhy➡︎子どもも大人も授業を通じて学校が楽しくなるため!! • 子どもたちがもっと学びを楽しいと思う環境、経験づくりのため! • 自分のスキル向上のため ○ 見えていない課題の発見 ○ Ictの使い方 • 同僚と教育コミュニケ

とある先生が考えていること

前回のnote、 で記したように、今年は学校のことや自分の仕事のアイデアを具体的に話していきたいと思います。〔とある先生が考えていること〕シリーズとしてアルバムにできたらいいなと模索中です。 さて今回は、先生の中心的なお仕事、授業づくりについてのお話です。 先生の授業づくりの実態、知っていますか?ところで皆さんは学校の先生がどうやって授業を作っているかご存知ですか?教科性もあるので一概にこう、とは言い切れないので、ここではわたし自身のプロセスを話したいと思います。 1