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「売れたい」「バズりたい」とは思ってないけど

「気の合う人とは繋がりたい」
そう思ってnoteを書いている。

スキやコメントが嬉しいし、それは確かにモチベーションのひとつ。でも、どんどん拡散されたい!売れたい!とは思わない。ちょっと怖いから。
公開している以上、その可能性はゼロではないけれど。


noteだけじゃなくて、仕事や友人など普段の人付き合いでも、こういう感覚があるかもなあ。
大きな輪の中心で、たくさんの人に認知されたいのではなく、気の合う人だけが集まった空間で、信頼関係のもとで過ごしていたい。

とはいえ、気の合う人と出会うためには、大きな輪の中に一度入ってみたほうが、可能性は広がるんだろうな。

その塩梅ってけっこう難しくないですか?


◇◇◇

とある個人経営のコーヒー店。
豆にとてもこだわっている素敵なお店で、今は本当にコーヒーが好きな方、常連さんが訪れている。
でも以前は、写真映えだけを求める人、ただカフェとして空間を利用したいだけの人ばかりで溢れてしまって。

こだわりのコーヒーがテーブルに残されたまま。本当に来てほしいお客さんは、お店の混雑を見て帰ってしまう。こんな悲しいことがあるでしょうか。

巷のSNSはカフェ紹介の文化が盛んで、その波が来たんだと思う。お店としては、売上がなくては経営できないのでお客さんは来てほしい。だから、SNSの恩恵を受けることもあるんだろう。
でも本当は、美味しいコーヒーを求める人に、こだわりの豆を提供したい、それが1番大切で。
客数の多さと引き換えに、その1番大切なものがなくなってしまったら、何のためにお店をやっているのかわからなくなってしまいそう。

きっと、バズっていた時に初めてお店を知ったお客さんの中にも、本当にコーヒーが好きで常連になった人がいると思う。
バズらなくてもじんわりゆっくり、口コミで伝わっていったかもしれないけれど、届けたい人に届く早さは、たぶん違う。

結局どっちがいいんだーって、難しい。
お店をやる目的が何にせよ、ある程度の客数は必要で、モチベーションのひとつになるはず。
けど、どれくらい求めるのかは、経営する人それぞれで変わるのかなと。


noteも、ちょっと似てると思う。
バズりたいのか、ひっそり書きたいのか。
多くの人の心を動かしたいのか、自分だけのメモ代わりにしたいのか。

スキやコメントは欲しいのが本音だし、たくさん来ると嬉しいのも事実。
でも本当は、気の合う人、価値観の合う人、信頼できる人とだけ繋がりたい、なんて、わがままなのかしら。

しかも今後いつか、noteで生計を立てたいと思ったとしたら?
これは永遠の課題になりそうな予感。

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