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【我々は、超人オリンピックという大会について、そろそろ真剣に考えるべき時に来ている】- 5:テリー一族、メインキャラなのに設定ガバガバすぎ問題
「テリーマンの祖父シニアマンが超人オリンピックで優勝した」説は、自ら提起しておきながら恐縮だが、かなり突飛な考えだ。仮にシニアマンとドリーマンがこのような黎明期から超人オリンピックを制覇しているのなら、キン肉族よりよほどテリー一族の方が王者に相応しい血筋と言われているはずだからだ。 そもそもの話、ドリーマンは第6回大会の優勝者であり、それ以前には既に5名の優勝者が存在する。父ドリーマンが優勝した大会に数十年後に祖父シニアマンが参戦して初優勝を果たしたというのなら、バリアフリ
【我々は、超人オリンピックという大会について、そろそろ真剣に考えるべき時に来ている】- 4:超人オリンピック、いつ始まったかも定かでない問題
ひとまず政治的な問題は先送りにし、お次は栄えある第1回から黎明期の超人オリンピックの歴史を振り返っていくことにしよう。この時期の超人オリンピックで結果に言及されているのは第6回。テリーマンの父親ドリーマンが優勝したとされる大会だ。 宇宙超人ヘビー級チャンピオンのベルトの背面を見ると、確かに左の列中程に「ドリーマン」という名前が読み取れる。それも御誂え向きに掲載順の6番目。流石にここまでくれば、左側列の上から6人目までは、それぞれ各大会の優勝者だと鵜呑みにしてもバチは当たらな
【我々は、超人オリンピックという大会について、そろそろ真剣に考えるべき時に来ている】- 3:超人オリンピック優勝者、結構やらかしまくってる問題
見識高いマニア諸氏の中には、既にビギナー向けの講釈に飽き飽きしてきた方もおられる頃合いだろうか。おそらくではあるが、ビギナー諸氏の中にも、私があえて第22回、第21回大会を飛ばして説明を始めたことに不信感を抱いた方がおられるはずだろう。 無論、この二大会を飛ばして話を始めたのには理由がある。それはこの二大会がそれぞれ特殊な経緯によって開催が決定された超人オリンピックであり、この二大会の存在そのものが、「超人オリンピックは原則的に四年ごとの開催」というルールの例外的ケースその
【我々は、超人オリンピックという大会について、そろそろ真剣に考えるべき時に来ている】- 2:超人オリンピック、年代の整合性取れてない問題
随分と前置きが長くなってしまったが、いよいよ今回の本題である「超人オリンピックの歴史」を紐解く作業を始めよう。超人オリンピックの歴史は古代ギリシャに端を発すると言われているが、まず手始めに私たちの知る最も有名な超人オリンピック、記憶にも新しい第20回大会から話を進めることにしたい。 1980年のこの年、日本で一人の超人の偉大な物語が幕を開けた。ドジでマヌケでノロマでスケベ、カニベースと並び当時最弱とさえ思われていた駄目超人が、カレクック、ラーメンマンなどの並み居る強豪超人、
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【我々は、超人オリンピックという大会について、そろそろ真剣に考えるべき時に来ている】- 1:超人オリンピック、優勝者の数合わない問題
1:超人オリンピック、優勝者の数合わない問題 まず初めに、読者諸氏は「格闘技の世界チャンピオン」と聞いて、この超人オリンピック王者以外にどのような存在が思いつくだろうか。ボクシングヘビー級王者。柔道金メダリスト。高田モンスター軍司令官。世界に強さの基準は数あれど、その王者の決め方は大別して二つに分けることが出来る。 まず一つ目は「大会基準」。これはそのものズバリ、特定の大会で優勝した選手がチャンピオンの座を勝ち取る方式だ。各種スポーツの世界選手権や競技のメダリスト、何より超
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