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●中央アジアのソ連の記憶、書籍化しました!!

ご覧いただきありがとうございます。ご無沙汰してしまっております。
このたび、アセリのソ連時代の記憶の物語を書籍化しました!!
noteに書くだけではなく、本という形に残してみたくて、はじめての出版にトライしてみました。

誰でもAmazonで簡単に出版が出来る凄い時代になりましたね。ソ連時代は出版社というものはなく、本は全て国が出版していました。それを経験している私にとっては驚きです。

タイトル:
「秘密の町の少女アセリ 〜私が生まれ育った中央アジアのソ連の記憶〜 」
(Amazonのサイトにリンクします)

著者:
アセーリ ナザルマンベトワ

noteに掲載した第1話〜第3話の内容にさらにエピソードをたくさん追加し、続きを全て書き下ろしました。これまでのnoteの文章の何倍も楽しめる内容となっています。

目次は以下の通りです。

1. はじめに
2. 私が生まれ育ったアク・チューズという町と学校に入るまでの記憶(1974〜1982)
3. 学校へ入学、優等生の証「ピオーネル」に憧れて(1982〜1986)
4. 民族のお祭りの日と美味しい思い出と無宗教(1986〜1988)
5. 15歳の私、レニングラードへ行く(1989.10月)
6. 日常と非常事態の狭間で(1989〜1991)
7. 運命の分かれ道(1992)
8. あとがき

中央アジアのキルギスにあるソ連の地図に載っていない秘密の町で生まれ育ったアセリは、15歳の時(1989年)に学校の修学旅行でレニングラードへ行き、その街の様子を見てソ連の体制がすでに機能していないということに気付いてしまいます。

それから状況は一気に急変し、キルギス共和国の独立とソ連の解体へ進みます。そんな激動の時代を当時の人々はどのように生きたのか。社会の急激な変化が人々にもたらしたものは何だったのか。
実際にそれを体験したアセリの記憶の物語はリアルに伝えます。

2020年の今、私たちの社会にも大きなパラダイムシフトが起きています。そんな時に人はどうあるべきなのでしょうか。そんなことを考えるキッカケにもなる一冊として書きました。
大人たちが子どもに対して口々に言う「レーニンのような人になりなさい。」というのを「いい大学に入っていい会社に勤めなさい。」に置き換えたら、きっと人ごとではないかも?

世界史やソ連や中央アジアに関する予備知識が全くなくても気軽に楽しく読むことができます。中高生にもおすすめです。ぜひご家族でお楽しみください。

①Kindle電子書籍

②ペーパーバック(紙の本)

どちらでも購入していただけます。
全63ページですので、超大作をご期待されていらっしゃったら申し訳ございません。。。
でも、中身は濃いものとなっています!!まずこの本を世に送り出して、中央アジアのソ連時代のことを色々な人に知ってもらうことが第一の目的です。

この本の売り上げは、今後もキルギスと日本の相互理解のための本の出版に使われます。
単にソ連時代の面白い話を書く、というものではなく、中央アジアの人々にスポットを当て記録として日本語で本を残すことによって、次世代のキルギスと日本の架け橋になりたいと思っています。

今後ともぜひご期待ください!



◾️1991年12月、ソ連崩壊を伝える当時のNHKニュース「アルマアタ宣言」@カザフスタン

渡辺外務大臣
「自由と民主主義・市場経済という西側と同じ基盤に立った独立国家が建設されたもので、これを歓迎する。」

日本貿易会 三村会長
「経済の面では、生産段階に限られている市場経済の導入が流通段階にまで徹底できるかどうかが経済再建の鍵になるだろう。」

30年後の今、、、この両者の発言はどう感じますか?


◾️インスタ映えする現在のアク・チューズ

ソ連時代のあの頃にスマホがあってSNSがあったら、リアルタイムで世界中のたくさんの人にソ連のことを知ってもらえたかもしれない。15歳の私が見たレニングラードも、スマホがあればその場でインスタにアップ出来ていたはずなのに、、、!!
だからこそ、インターネットがなかった時代の私のソ連の記憶は、今こうしてインターネットを通じてたくさんの人に知ってもらうことに意味があるといいなと思います。


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