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順風満帆な人生なら今のうちに心の拠り所を探しておこう

人は年齢に応じた成長をするのが望ましいわけですが、個人的には20代は自分勝手に能力を高めることにだけ集中すれば良いと思います。

目上の人たちも結構大目にみてくれる時期ですし、なにより、自分が属するコミュニティにおいて頭一つ、二つ抜きん出ることが、その後のキャリア形成に大きく関わるからです。

言い訳になりますが、私の20代は本当に酷いものでした。恐らく、同年代の人たちは私と仕事をするのは嫌だったに違い有りません。それはさておき、

続いて30代になってくると、それまでの生き方では通用しなくなります。大目に見てくれる時期は過ぎているからですね。何をするにしても、物事の中心から自分を外して考えなくてはなりません。自分の欲するままの言動ですと、誰からも相手にされなくなってしまいます。

さらに40代になってくると、自分のやりたいことなんて、二の次になってきて、どれだけ貢献できるかを考える必要が出てきます。

これ、言うは易しですが、実際に歩んできたところ、40歳になる手前、あることをキッカケにして、それまでの生き方の全てを否定してしまう時期がありました。兎に角、自分の悪さ加減が日々見えてしまい、人とコミュニケーションを取るのが怖くなったのです。

何を言っても、何を行っても、全てが駄目な気がしてしまったのです。

こちらの記事でも紹介しましたが、その頃の私を救ってくれたのが『渋沢栄一論語の読み方』という1冊の本でした。

この本に出会うまでの数カ月間は本当に辛い日々でした。昨夜、大河ドラマを観ていて、改めて多くの人に読んでもらいたい1冊だと思いました。

いま、順風満帆なら、今のうちに心の拠り所となる何かを探しておいた方が良いと思います。


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