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CSRの専門家さん達の不思議(その2)

「海洋プラ削減には寄与しないが、人々の意識を啓発するため」

こんな施策は古典的かつ典型的なグリーンウォッシュ。企業の環境担当者や学生向け環境教育・CSR教育のテキストに載せてもいいくらいです。

また、これまでCSRの専門家の皆さんが主張してきた内容を環境大臣が全否定したことになります。

よって、専門家の皆さんは、

「レジ袋有料化なんてグリーンウォッシュだから中止しろ!」

または、

「小泉大臣の認識は間違っている!レジ袋有料化は海洋プラ削減に貢献する!」

のどちらかを主張しないと、過去からの整合性がなくなってしまいます。
国の委員などのお仕事がなくなるのが怖くて環境省を批判できないのであれば、御用専門家と言われても仕方がない。

クライアントである企業に対して、ガバナンス、透明性、エシカル○○、などと言って指導しているCSRの専門家の方こそ全く倫理観がなくご都合主義なのが、この世界に身を置いて日々目の当たりにしている実態です。

企業の環境・CSR担当者や学生の皆さんが専門家を選ぶ際に、まずはインターネットの記事やプロフィール、SNSの発信などを見て、「レジ袋有料化」「エコバッグを持とう」「紙ストローすばらしい」「ペットボトルなくせ」などと言っている人たちに相談しないことを切に願います。
残念ですが、顧客が見極めるしかありませんね。

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