見出し画像

孫子の教えで人生を変える

今回は、孫子の格言について紹介していきます。孫子の考えは、「孫氏の兵法」という形で、ビジネス界で非常に用いられている考えです。孫子の考えは、ビルゲイツ氏や孫正義氏などが経営を行ううえで、非常に大事にしている考えだそうです。そこで、私が考える孫氏の格言のベスト3の紹介していきたいと思います。

第3位 戦わずして相手に勝つというのが、最善の方策である。

孫子は、戦争の本質は相手の思惑を退け、自分の利益を確保することにあるとしており、戦闘行為は1つの手段にすぎないと言っています。戦闘行為は、どのような場合でも、双方にとって無害では済みません。口喧嘩を1つ例にとっても、ひどいことを言われた方はもちろん、言った方も、なにか心の中にひっかかるものが残ります。そして、言われた方には憎しみが生まれ、言った方には後悔が生まれます。会社経営においても、企業買収などの場合、双方が納得の上での合意であれば良いと思いますが、一方的な合意には不満や反感を生み、そして、時が経てば憎しみに変わる場合があると考えます。だから、戦闘行為は、孫子の言うように、善いことは生まないと考えます。常に話し合いの精神を持ち、感情的にならず、冷静に判断できる寛容な心が、本当に良い社会を作っていくと考えています。

第2位 彼を知り己を知らば、百戦して殆うからず。

これは、相手の実情を理解し、自分の実情も正しく理解していれば、百回戦っても危険には陥らないという意味です。これは、大変よく知られた格言です。私は、塾講師をしていて、この内容を生徒によくアドバイスします。生徒から「何を勉強すればよいかわからない」と相談されることがよくあります。そのような時、私は自分の志望校を理解するために、過去問を見ることを薦めます。なぜならば、自分の志望校(敵)の問題の難易度、試験の特徴を事前に理解した上で、学習に望まないと、空回りしてしまう可能性があるからです。すると、自分が志望校合格のために何をすればよいかなどの疑問はなくなると考えています。勝負に勝ちたい場合、相手を分析すれば、傾向がつかめ、勝てる確率が上がります。(もちろん分析すること+自分磨きの努力の必要です。)

第1位 善く戦う者は、之を勢に求め。

これは、巧みに戦う者は、兵士の個々の資質ではなく、戦闘に突入する際の、勢いによって勝利を得ようとするという意味です。これは、会社経営、チームを束ねる場合に必ず必要なことだと考えています。勢がなければ、行動を起こすことができないだろうし、勢のない人には誰も付きていきません。結果として、勝負には勝てません。だから、優秀なリーダーには、必ずチームを鼓舞するための勢が必要となります。私は、何歳になっても勢は持っていたいと思います。勢を失くしたとき、私は、労働社会から引退すると決まています。みなさんも勢をもって、多くの困難に立ち向かっていきましょう。必ず突破できると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?