年齢や経験の壁はいらない
年齢や経験を問題にするのはナンセンス。
今回は、元サッカー日本代表の中田英寿さんの名言の個人的見解を述べていきたい。中田英寿さんは、サッカー日本代表で長年活躍し、また海外でもサッカー選手として結果を残している。29歳という若さで選手を引退し、現在は世界を旅したり、梅酒をプロデュースしたりと多くの場で活躍している。
今回のこの名言には非常に共感できる部分がある。年齢という部分で言えば、小中高校の進級制度である。なぜ日本は一年ごとの進級である。なぜ、飛び級制度を認めたがらないのか?年齢が下だからと言って、必ず年上より劣っていることはない。私は現在、塾講師をしている。中学生や高校生のなかには、一年生が三年生より学力が高い場合がある。この場合、一年生は勉強に対して、興味があり、独学で多くのことを吸収した結果であると言える。だから、更なる高みを目指して、突き進ませるべきであると考える。しかし、日本の場合は、高校生になるのは15歳(16歳)、大学生になるのは、18歳(19歳)となる。これはおかしい。この考え方を変えないと、自らを進んで、考えて高める若者が減ってしまうと考える。私は、昨今、AIの台頭により、考える人間の育成が不可欠だと述べている。今のままでは、これからの社会を生きていけない若者を作ってしまうのではないだろうか?
経験についても問題にすべきではない。仕事において、経験はもちろん大事である。しかし、それ以上に大事なものがある。それは、仕事を趣味にできる力である。いくら経験豊富でも、仕事に対するモチベーションがない人は、経験は少ないが、いつも前向きに楽しんで仕事に取り組んでいる人には勝ちようがない。仕事への取組み方が異なる。経験は仕事をしていくなかで身につく。しかし、仕事へのモチベーションは、自分が本当に変わらない限り、高まるものではない。だから、経験は不問である。
中田英寿さんの名言のように、経験や年齢は問題ではない。だから、「経験ないから…」という理由で、何かを諦めるのは間違っている。自分がやりたいと思ったことは、どんどん楽しんでチャレンジしてほしい。これが後悔のない生き方だと私は考える。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?