【栃木県の魅力】日光東照宮で学んだ考え方のヒント「不完全だからいい」
栃木県日光市にある
日本の世界遺産 日光東照宮
徳川家康を祀っている神社である
「見ざる聞かざる言わざる」で有名な
三猿もこの日光東照宮にある
そして、この神社の中で最も豪華絢爛で迫力があるのが、本殿の手前にある「陽明門」
今回は、この陽明門について紹介したい
国宝に登録されている陽明門は、12本の柱で支えられており、柱には「グリ紋」と呼ばれる渦巻き文様が彫られている
(ミッキーのような形にも見えるため、修学旅行生には「隠れミッキー」とも呼ばれているのだそう)
実はこの12本の柱のうち、1本だけが逆さになっている
(↑1つ前の写真と文様の向きが逆になっているのがわかると思います)
これは「魔除けの逆柱」と呼ばれており、
「建物は完成した瞬間から崩壊が始まる」
という言い伝えがあったことから
あえて1本だけ柱を逆さにし、
不完全・未完成の状態とすることで
災いから逃れるための魔除けとしたのだと言われている
「完璧なものはその瞬間から崩壊が始まる」
と聞いた時、これは建物だけではなく、私自身にも言えることなのではないかと思った
.
私は、今ではだいぶ改善されてきたものの
かなりの完璧主義者だった
目標に向かって妥協せずに頑張れたり、失敗しないように緻密な計画を立てたりできるところは
その良さではあると思うが、
一方で、完璧主義による苦しさも感じてきた
できていないことばかりに目を向けてしまうため
自分はダメな人間なんだと思ってしまうことが多かった
ダメな自分を許せなかったし、一人で殻に閉じこもって人に頼ろうとしてこなかった
こういった考え方を改善したいと思い、考え方を変えるヒントを探すために、たくさん本を読んだり、人に相談したりしながら、少しずつ「完璧じゃなくてもいい」と思えるようになっていった
そして最近になって
この魔除けの逆柱の話を聞き、
「完璧じゃなくてもいい」
というより
「完璧じゃないからいい」
と思うようになった
人は不完全、未完成だからこそ
その先を目指して進めるのだと思うし
「自分は完璧だ」と思ってしまうと
そこで成長が止まってしまう
完璧ではないからこそ、人と支え合って、足りないところを補いあって生きていけるのだと思う
今でも私は、完璧にこだわる自分が出てきてしまうことがあって、そういう時はやはり物事が上手くいかないことが多い気がするし、息苦しく感じることもある
「完璧」や「完全」という考えを手放すことができれば、少し余裕ができて
精神的にも強くいられる気がする
不完全の中にこそ
生きやすさがあるのかなと思った
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日光東照宮はとても奥深くて感動しました
ぜひ栃木県、日光東照宮に
足を運んでみてください!☺︎
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