ウイイレが繋いだ親子のホットライン⚽

どうもこんにちは、ケースカと申します。

最近一気に寒くなってきましたね...。
こんな寒い時期には家に引きこもってゲーム三昧...なんて日々を毎年のように過ごしている気がします。

わたくし、結構ゲームはやる方ですが、その中でもサッカーゲームのウイイレことウイニングイレブンシリーズは幼少期からハマって、気づけば十年以上プレイし続けております。

このゲーム買ったけど結局あんまりやらなかったな...なんてゲームもたまにはありますが、ウイイレに関しては年中無休でプレイし続けているので、数千円の元は確実に取れている自信があります。

そもそもウイイレにハマったきっかけは、父の影響でした。


父は別にサッカーをやっていたわけでも、それに関わる仕事をしているわけでもないのですが、昔からサッカーを観ることだけは好きな人でした。
と言ってももっぱらテレビでの視聴で、スタジアムに行くことは年に一回あるかないか。


そんな父がある日ウイニングイレブン6を買って来たのです。ゴン中山さんが半裸のパッケージのやつです。


当時の私はサッカーのことはそこまで詳しい少年ではありませんでしたが、珍しく父がゲームを買ってきたこともあり、そこからどんどんウイイレにのめり込んで行きました。父に強いチームや国などを教えてもらいながら、次第に実際のサッカーに関しても興味が出てきました。

今となってはサッカー観戦は私にとって大好きな趣味となっていますが、これは間違いなく父の影響、いや、ウイイレのおかげと言っても過言ではありません。

ウイイレ6を購入した当初は、父とよく対戦をしていました。私はアルゼンチンを使い、父はオランダが好きでよく使っていました。どちらも強豪国で、試合の内容としてもとてもおもしろいものでした。

それからは、週末の深夜はそれはそれは楽しいものになりました。

母親が寝静まった夜中12時頃から、こそーっとプレステを出してきてテレビに繋いで

うちは狭いアパートだったので、大声や音を出すとすぐに母親が起きてきてしまいます。


なのでイヤホンをテレビに繋ぎながら


（母親が起きてくると、「早く寝なさい！」といつも怒られておりました）


父と二人で、夜中3時頃までいつもウイイレをやっていました。


父は次の日も仕事だったのに


それでもその時間だけは欠かすことなく毎週のように付き合ってくれました。


しかし私が高校生になった辺りから対戦モードをプレイするのをやめてしまいました。



それは、


昔は強かった父がいつの日か全く勝てなくなってしまったから


です。


最初は、たまたまマグレで自分が勝っただけだと思っていたのですが、何回やっても私が勝つようになりました。


最初は、「まぁ父ちゃん調子悪かったんでしょ〜！」


なんてフォローをしたりなんかして


それもなんか余計に父親に気を使わせたのかななんて今考えると思います。


そうするうちに、次第にウイイレを一緒にやる機会も減っていきました。


そうなると父との会話も自然と減っていきました。


ウイイレがなくても話はするものの、以前と比べると時間は減っており、


なんだか少しだけ寂しかったです。



なにか方法はないかなと、私は必死に考えました。


決してふたりともウイイレが嫌いになったわけじゃない。


むしろもっとやりたい。


でも、自分が勝ってばかりだと父がなんだか居心地が悪そう。


そこで思いついたのが、


協力モードで一緒にプレーをするということでした。


今までは、二人でやるとなったら、対戦しか頭になかったのですが、

ウイイレは対戦の他に、1つのチームを二人で一緒に動かしてプレーするということも出来るのです。

例えば、二人で日本代表を動かしながらワールドカップに挑戦するなど


そうやって楽しむ方法もあるのです。

父に提案してみると、最初はあまり乗り気ではなかったものの

始めると意外と楽しく、それからどんどんのめり込んでいきました。



そして、一緒のチームでプレーするようになって気づいたのですが、


父はパスが上手いんです。


今まで父が勝てなかったのは、シュートがあまり得意ではないからだったのです。


逆に私はパスは下手だが、シュートは得意


そうなると


父がパスを出して私がシュートして点を決める。


そんなホットラインが形成されました。


そうなると、もうそこからは楽しくて仕方がありませんでした。


父が最高のパスを出す


私がそれをしっかり決める


シュートを外した時なんか、二人で

「あぁぁぁぁ！！！」

なんて夜中に叫んだりなんかして(笑)

そうすることによって、私達は再び深夜のウイイレに興じるようになっていきました。


時には深夜4時までやってたり...(もはや朝)。


気づけば、大人になってもその日々は続いていきました。


私が社会人になっても


金曜日の飲み会帰りであろうと


暇さえあればいつでも父と一緒にウイイレをやっていました。

そんな私も結婚をし、


実家を出たので最近は一緒にゲームをやることもあまりなく。

少しだけ寂しいような気もします。

(たまーにオンラインで繋いだり、実家に帰ったときにやってますが)

私は父と非常に仲が良いです。それは大人になっても何ら変わることなく。

まるで友達のような関係性。

それは間違いなく、ウイイレが繋いでくれたものです。

たかがゲームと言われるかもしれませんが

私にとっては、父との絆を深めてくれた

大事なゲームです。

こんなご時世だから

家の中で親子で仲良くゲーム

なんて過ごし方もアリなんじゃないかなと私は思います。

ケースカでした。

#心に残ったゲーム