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ありがとう。2020年11月の私を支えた、心の栄養素

仕事が繁忙期という事もあり、激務な平日を過ごした11月。

忙しないムードになると、余裕のないコミュニケーションに遭遇し、更に心が枯れる日々。今月は、今年ベスト確定の漫画と出逢った事が幸!!

◼︎2020年11月 心の栄養素たち

・A子さんの恋人(漫画)

冴えない女の子A子さんが、長年付き合っていたA太郎と、A太郎から逃げるように向かったNYで出会うA君に揺れ動くお話し。

よくあるゆるふわタッチの三角関係の恋愛漫画と思いきや、自己とは何か?・自分らしい生き方とは?といったレゾンデートルを問う、ディープな人間ドラマになっていく。

最終巻の綺麗な折り畳み方も圧巻で、25歳の私の心はしみしみすぎて、爆泣きしながら駆け抜けた。

「A子さんの恋人を読んだ」と自慢げに言いたくなるような傑作。いやあ、ほんと凄いもの読んでしまった。

作者の近藤聡乃さんはシンプルな中に絵が、綺麗かつ繊細で、電子書籍購入を後悔したので、紙も購入。

ストーリー・画ともに手元に収めたくなる作品。

<読後に見ると楽しい、スルメコンテンツ>
・ナタリー記事:https://natalie.mu/comic/pp/akosan
・読めば助かるのに(ラジオ): https://open.spotify.com/episode/1DajbD68oOq3WbDY5K7KoK?si=jMYeH1HySMeg3pWcVnd1S


・僕は君たちに武器を配りたい(書籍)

昨度亡くなったエンジェル投資家・経営コンサルタント瀧本哲史さんの有名な作品。

ブックカバーがゲームボーイやMOTHERを彷彿させるような可愛らしいデザインだが、内容としては資本主義社会の歴史や本質、資本主義社会によってもたらされるコモディティ化の飽和の中で、如何に「差異」や「ストーリー」を持って生き抜くかが書かれた、硬派な20代向けのビジネス書。

個人的には第5章マーケターの話に興味が湧いた。
マーケット戦略の成功例として挙げられた任天堂の伝記も近々読みたいと思う。

頭で考えないとカモにされてしまう世の中で、人間らしく生き抜く為の正しき真っ当な武器(知恵)が綴られている。

<読後に見ると楽しい、スルメコンテンツ>
・名講義が纏まった「2020年6月30日またここで会おう」全文 : https://note.com/doourhomework/n/nb4572987819b
・ほぼ日の特集: https://www.1101.com/n/s/takimoto_shukudai
・ニューズピックス記事: https://newspicks.com/news/4144953?invoker=np_urlshare_uid5431769&utm_campaign=np_urlshare&utm_medium=urlshare&utm_source=newspicks

・クイーンズギャンビット(ドラマ)

1シリーズで完結するネットフリックスのリミテッドシリーズで、過去最高視聴者数を達成したと言われている、クイーンズギャンビッド。

私がよく聞くカルチャーキュレーター系ラジオや記事、(勝手に絶対的信頼を抱いている)テレ東の佐久間プロデューサーも勧めていた作品をやっと見れた。

親に捨てられた主人公が、育てられた孤児院の用務員からチェスを教えてもらう事で、才能を”覚醒”させ、薬物・アルコール中毒や孤独に苦しみながら、男だらけのチェス世界で昇っていく物語。

よくある天才キチガイ破滅系で終わらないストーリーと、チェスの碁盤を模したファッション達が、腹9分目ぐらいに満たされつつ見やすい。

町山さん曰く、8Kで撮られたチェスシーンのショットは凄いらしい。町山さんが有料Podcastでも特集をしているので、是非是非聞かなくてわ。

<鑑賞後に見ると楽しい、スルメコンテンツ>
・町山智浩のアメリカ流れ者(ラジオ): https://www.tbsradio.jp/539873
・町山智浩(有料ポッドキャスト):
https://tomomachi.stores.jp/items/5fc071898a45720a7a6239dd

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