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「#はじめてのアビスパ」ぼく流の初心者案内

こんにちは。今年からアビスパにハマっている、大塚拓馬です。僕とアビスパについてはこちらをご覧ください。

こんな僕も、新規のお客さんをレベスタに連れてくるのはこれで4回目。慣れたものです。これまでは男性ばかり連れてきていましたが、今回は初の女性。しかも、お子さんと一緒でした。

ご本人も楽しみにしてくれているようで、こちらもうれしい。

勝利とまでは言わない。とにかく1ゴール。そして、いい試合を見せてほしいと心から思いました。ぽちにかっこいいところ見せてくれ!アビスパ福岡。

ぽちとは福岡空港駅で合流。シャトルバスでレベスタに行きました。

僕は初心者にも必ず見せたいものがありました。それはレベスタ名物のバスお出迎え。集合時間もバスの到着時間10分前くらいにスタジアムへ到着できるように設定しました。これで一気に「サッカーに来た感」が伝わるからです。

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「はじめての人にバス出迎えなんて…」と思われるかもですが、個人的にはレベスタには必須だと思います。コレ。

レベスタならではであることももちろんなんですが、これがいい「つかみ」になるんです。僕も初めて見た時「おおお!!すげえ!!」と思いました。試合前に「サッカーに来た感」を感じられる貴重なイベント。初心者はせっかくサッカーに来たのですから「サッカースタジアムならではの非日常」を味わいたいんです。

これを経ることで、試合前のワクワク感がだいぶ違うと思います。

ぽちと一緒に来てくれた姫(4歳)はちょっとびっくり。とくに玄海戦士ゲンカイザーに怯えてて笑いました。

ごめんね、ゲンカイザー。愛してます。ゲンカイザー。

さて、ゲンカイザーも持っている通り、この日は「さつま美人」といういも焼酎が振る舞われていました。

ボトルだけでなく、カップですぐ飲める焼酎も振る舞われていたのがとても良かったです!

お酒好きのぽちもこれにはご満悦。せっかくなので僕も飲みましたが、僕はこう見えてかなりの下戸でして。すぐにまっかっかに。でも美味しかった!!

バスに間に合うようにいけば、こういうイベントも楽しめる余裕があるのもいいところです。

そのあとはスタグルを購入。姫がからあげが好きということで、中津からあげをおすすめしました。明太からあげは、子どもにはちょっと辛いので。

マッチデーニュースのスタグルガイドを姫に見せ、どれが食べたいか尋ねてみることに。すると「雲仙ハム」をご所望。

雲仙ハム…?どこにあるのそれ…?

バック側のお店ばかりに行っていた僕は知りませんでした。これはメイン側のスタグルなんですね。せっかくなので、行ってみよう。ゴール裏を通って、メイン側に。

ぼく「あ、間違った。こっちから行こう。こっちから」

ぽち「え、なんか違うの?」

ぼく「こっちはアウェイ側のゴール裏だから、俺のこのカッコじゃ通れんのよ。警備員がいて」

ぽち「…え!?え?なんで?」

ぼく「トラブルの元だから」

ぽち「え、え、え?そんなに???」

目をぱちくりさせるぽち。こんな文化も初めての人には面白いんだなあ、と思いました。

「私たちにとってはレジャーだけど、サポーターは真剣勝負。」

そこを少しでも実感すると、ゲームの重要性を実感できるようになります。これはゲームに感情移入する第一歩。サポーターの「空気」をフワッと感じるのって、個人的に大事だと思う僕。

無事に「雲仙ハム」を購入できました。姫も嬉しそうで何よりです。

我々はバックスタンドへ。やっぱり、スタジアムを見るとテンションがアップ。姫も太鼓にサポーターの太鼓に合わせて手拍子したりとイイ感じ。

お酒飲んだり、お肉食べたり、僕はタコライス食べたり。おしゃべりしながら、試合前の時間を楽しみました。

ちなみに本日は「博運社Thanks match.」。

博運社の方の挨拶の最中に、横断幕が出ました。

ぼく「ほら、あれ見て」

ぽち「うわ!!うわ!!すごい・・・。」

ぼく「これが、サポーターなんですよ」

ぽち「サポーター、すごい…!!」

サポーターのスポンサー様を大切にする文化。これもサッカー独特。普通の大人なら、それがクラブ愛に繋がることは自然にわかる。こういうところから、だんだんサポーターのクラブを愛する気持ちがどういうベクトルなのかが伝わってくるんじゃないでしょうか。

そして、いよいよキックオフ。時間を持て余すということはなかったですね。

雨が降っていたのに、すっかり晴れました。ぽちと会う日は雨の日が多い気がするので「雨女なんじゃないか」と言っていたのですが、まさかこんなに晴れるとは。防寒してたんで、ちょっと暑いくらいでしたね。

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日差しが強くなってきたので、日陰になっているゴール裏に移動させてもらいました。ぽちは「ここからでも見えるね!」と言っていました。

ここで見始めて数十分後。僕がトイレに行っているすきに、ゴールが決まりました。

城後選手のかなりかっこいいヘディングシュートによるゴールだったのですが、僕は見られませんでした。

でも、城後のかっこいいゴールが見せられてよかった。

その後、姫といったん席を立ったぽち。帰ってきたら、すこし興奮してる様子。

ぽち「見たよ!!」

ぼく「ん?何を?」

ぽち「警備員に止められてるとこ!!」

どうやら、間違ってホームゴール裏に入ろうとしてしまったアウェイサポが止められているところを目撃して興奮しているようでした。笑

ぼく「アビスパオーレー、アビスパオーレー」

ぽち「ねえ、これ、みんなずっと歌うの…?」

ぼく「そうだよ、90分間ずっと」

ぽち「サポーター、やっぱりすごい…。」

勝利のために献身的に応援するサポーター。その感情に乗せて、勝利を祈る僕。その輪の中にぽちを入れることに成功したかも。(僕個人の解釈です)

そんなぽちは試合中にこんなツイート。

試合でドキドキさせられた、というのは十分合格点ではないでしょうか!「勝ってほしい」と本気で思ってしまって、感情をサポーターや選手とユニゾンさせることにサッカーの楽しさがあると思ってます。(僕はね)

同点に追いつかれましたが、その後勝ち越しゴール。同点に追いつかれてから勝ち越しゴールを決めることって、あまりなかったんで嬉しかったですね!

最後は息をのむハラハラ展開。アディショナルタイムなって、何度も小さな声で「ピーッ!ピーッ!」と長いホイッスルのマネをする僕に、ぽちから「うっさい」とツッコミが。ホントに早く終わってほしかった。

そしてついに。

やったー!勝った!!勝つとこ見せられた!!しかもナイスゲーム!!

僕が9試合通い詰めてようやく見られた勝利を、彼女は初観戦でサクッと見られたわけです。嫉妬。

まあ、でも勝利の女神ですよね。ありがとうございました。彼女は時間の都合で試合終了後、すぐに帰りましたので、試合後のアレコレは見ていませんのでご安心を。(?)

ぽちは試合後にこんなツイートをしてくれてました。

「会場がみんなの声でぐらぐらする」「目の前で劇的なことが起きる」と言ってくれて、ほんとよかったなあ、と思います。この日は1万人来てたのもよかった。いつも1万人やってくるスタジアムになれば、好循環が起きるのかなあと思わされました。

今回、サポーターの方にすこし感情移入することができたのも楽しめたポイントかなと。サポーター文化にカルチャーショックを受けながら、楽しんでくれたんじゃないかなと思いました。

「サポーターへの感情移入」と言えば以前、スタグル記事でお世話になったみたともも初めてスタジアムに行ったとき、僕の知り合いのアビサポが何も頼んでないのに自然と撮影のお手伝いをする姿を見て「奥深いクラブ愛を感じた」と言って、感動していました。

サポーターの姿を見て「こんなに真剣に応援している人がいるんだから勝ってほしい」と思った彼女は試合後、感動して泣いていました。ホント、連れてきてよかったと思いました。

来年もまた、新しいお友達を「レベスタにおいでよ」と積極的に誘おうと思います。

ちなみにぽちさんは舞台女優として活動されています。僕の記事でも以前、糸島の記事で手伝ってもらいました!この記事も力作なので、読んでみてください。

ぽちさんは「非・売れ線系ビーナス」という劇団で活躍していますので、ぜひフォローして、彼女の動向もチェックしてみてください!

そして、僕のアビスパ取材の集大成「アビスパ沼」もよろしくお願いいたします。おかげさまでたいへん好評いただいております。

最後に、サポーターの迫力に触れた彼女からLINEでもらった一言。

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その節は失礼しました。シーズンが終わるころにはこんな感じに仕上がりました。来シーズンもどうぞよろしく。

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