短編ホラー小説35話「肝試しの顛末」聞いた話
知人Hさんの体験談。
Hさんは若い頃、G県にあるSトンネルへ当時の彼女と肝試しにでかけた。
Sトンネルは心霊スポットとしてG県では有名な場所なのだという。
トンネルの中を歩き、出口付近で
「何もないじゃんか、つまんねぇの」
とHさんは強がって言った。
彼女の前で良い格好を見せようとしたらしい。
「…いやあ!やめてよっ!」
突然、彼女がHさんを睨み付け、頬にビンタを喰らわせた。
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