けろみん書房
短編ホラー小説を執筆する大澤ミント氏の最新作。 今回はWebオンリーでリリースしました。
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仕事の関係者Oさんから聞いた体験談。 Oさんの通っていた小学校では毎年、6月末になると水泳の授業が始まる。 一学年が集まり、授業開始と終わりには必ず教員が児童の点呼をとっていた。 ある日、いつものように授業終了の点呼をとっていると事件が起きた。 授業開始の点呼では人数がきちんと合っていたのに、終了の点呼では一人多い。 間違いだろう…と数え直すとやはり一人多い。
元野球選手Aさんの体験談。 Aさんは、かつてYという球団に所属しており、選手を退いた後もコーチとして活躍していた。 ある日の夜、滞在先で休んでいると枕元で 「ブンブン」 という音がした。 空を切るような音。 「ブンブン…ブンブン」