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会話が怖い人へ

コミュニケーションが苦手…という人は多いのではないでしょうか?

苦手だと感じる要因はさまざまだと思いますが、今回は「会話が怖い」と思っている方に向けて書いてみようと思います。

また、コミュニケーションが得意であったり、好きだという人にも読んでいただくことで、なぜ会話が怖いと思う人がいるのかを知ってもらえたらと考えています。

実は、私自身が、今回の「会話が怖い」と感じる一人なのです。

ですから、自分の経験や感じたことを書くことで、私自身も自分の感情などを整理していきたいと思います。

それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。


会話は能力の前に認知のゆがみが原因で苦手意識を持つことがあります

個人的な見解ですが、「会話が怖い」と感じてしまう要因は二つあると考えています。

一つは「正解が分からない」という認知的感覚から、もう一つは「想像力」です。

まず「正解が分からない」という要因から見ていきましょう。

誰かと会話をするとき、最初から決められた話題であったり、何か台本があるわけではありません。

常に相手から受け取った情報に対してレスポンスを返す必要があります。

このレスポンス(返答)を楽しいと感じるか、ストレスだと感じるかが、会話に対する得手不得手を決定付けていると私は考えています。

端的に例示すると、人間は遺伝や生活環境によって右脳と左脳の働きに個人差が出ます。

よく言われるのが「右脳は直感的、左脳は科学的」というモノです。

あくまで個人的な推測ですが、私の周りで「会話が怖い」と感じる傾向にあるのは左脳タイプの人です。

これまた推測ですが、noteでネタに苦しむのが左脳タイプ、スパッと切り替えてマイペースな投稿をされるのが右脳タイプだと思います。

左脳タイプは、熟考しやすく自分の言動に責任を感じやすいので、間違った返答や相手の意に沿わない返答をしたくないという心理状態に陥りやすい傾向にあるのではないでしょうか?

ですから、「正解が分からない=会話が怖い」という状態になるのだと思います。


途方に暮れて、自己嫌悪に陥ってしまうことも…

次に「想像力」ですが、こちらは右脳・左脳に関わらず、これまで生きてきた様々な経験や記憶が、会話の先にある未来に影響を与えてしまっているという仮説です。

例えば、他愛のない会話から友人と口論になってしまった経験のある方は、「自分の言葉で、誰かを不快にさせたらどうしよう…」と感じてしまうでしょう。

また、会社での報告・連絡・相談などで批判や非難・否定をされたと感じるような記憶があると、次第に上司との会話が疎遠になるのではないでしょうか?

これらは、現実には起こっていなくても、過去の経験や記憶から不安に歪められた未来しか思い描けなくなってしまっていると考えられます。

つまり、「会話そのものが怖い」のではなく「会話のあとに起こり得る可能性が怖い」のです。

「想像力」にしても「正解が分からない」にしても、一朝一夕で直せる「思考のクセ」ではありません。

これらを直していくには、「会話が怖い」本人だけでなく、周囲の協力が必要です。


まずは友人と素直な気持ちで話せるといいですね

会話が怖いものではないと思うようになるには、怖いと感じなくなるまで何度も会話を繰り返すしかありません。

コミュニケーションに関する本やYouTube動画を観れば直るというモノではないのです。

私を含め、「会話が怖い」と感じる人は、自分で納得できるまで、どんなに会話が上達しても「怖い」という感情から逃れられません。

特に「想像力」によって「会話が怖い」と感じる方が、現実に会話で何らかの恐怖を体験してしまうと、さらにコミュニケーションから離れようとしてしまうでしょう。

ですから、相手がどんな人であれ、高圧的であったり人格否定につながるような対応は避けてほしいと私はお願いしたいです。

何とも思わない人もいるでしょうが、「会話が怖い」にとって話すことは、本当に勇気の要ることなのです。

もちろん、本人の努力も必要ですが、会話とは二人以上の人が集まって、はじめて成立するモノなのですから。


ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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