見出し画像

NZ妊娠後期ふりかえり② 32~35週目

いよいよ妊娠後期です。ここまで来れて本当に嬉しいと同時に、あっという間すぎて信じがたいような。産休までのカウントダウンで心ここにあらずの31~35週目について振り返ります。

**

32週目(出産・育児休業給付金申請)

・すっかり途中まで調べてうっかりそのままにしていた出産・育児休業給付金の申請をネットで登録。ニュージーランドでは産後26週までは政府から休業給付金が支給され、さらに26週の無給での育児休暇が保証されている。(合計52週、一年間の産休・育休が取得可能。ただし後半の26週は無給なので短縮して早期復帰するのは個人の自由) 実際休職する勤務先にも休業申請を出しつつ、実際の給付金は政府から支払われるので税務署(IRD)へ直接申請。税金を管理しているところなので勤務先などの情報もすでに登録済みで、今回必要なのは会社にも提出した助産師からの妊娠証明(妊娠予定日と助産師のサイン入りのすごく簡単なレター)のみで、思った以上に簡単。

ちなみに給付金は妊娠36週以降、希望した産休開始日(実際に業務を停止した・給料が入らなくなった時、または出産予定日)から支払いになるが、もし早産になった場合、36週以前でも申請すると早産手当というのがもらえるらしい。

・3週間ぶりの助産師面談。久々に好きな助産師に当たったので、たくさん質問をして、できれば出産当日にぜひ担当してもらいたい!!と希望を伝える。ダメ元ではあるけれど、やっと要望を伝えられてよかった……。

質問をし過ぎて長くなったせいか、心音は軽く聞いて終わる。気になっていた胎位も頭が下になっていたので、ひとまず一安心。

・陣痛バッグと入院バッグ詰めをスタート。日本ほど至れり尽くせりではないので、いったい何を持って行けばよいのやら……。とはいえ入院期間は通常2日から長くても5日程度なので、産んでちょっと寝たら帰される感じらしい。沐浴指導も授乳指導も、基本は家に帰ってから助産師が通ってくれて相談する形になるようなので、ほとんど何もいらないと言えばいらない。妊娠初期にGPでもらったHEY MAMAという冊子に妊娠・出産の概要が網羅されており、その中にHospital Bagの持ち物リストがあるので参考にするよう助産師に言われる。心配であれもこれもと入れるうちにものすごく重くなってきてしまった……。

・この週のお休みにキウイさんとだいたいの細々したベビー用品の買い足し。おむつ用のごみ箱とか、ベビーベッドのシーツとか。


33週目(職場で送別会)

・産休まであと2週間。この後世間はホリデー期間に入ることもあり、職場でベビーシャワーという名の早めの送別会を開いてくれた。思ったよりたくさんのスタッフが参加してくれ、メッセージカードやテーブルいっぱいの持ち寄りの食べ物、ギフトなど、3年間で皆と良い関係を作ってこれたんだなぁと実感。本当に恵まれてる。

・友人と久々にランチ。大勢でワイワイというのも最近控えていたので、久々にリフレッシュ。

・キウイ母が来て家庭菜園のお野菜などを届けてくれる。


34週(産前最後の……?)

・久々に美容院へ。街で唯一の日本人美容師さんに切ってもらい、バッサリショートでしばらくはお世話にならなくて良いように。こんなに短くしたのは久しぶりなので、風邪をひかないようにしないと。

・友人・知人からさらに色んなベビーグッズを頂き、洗濯したり収納場所を考えたりとてんやわんや。自分の服の衣替えも少し考え、授乳服を取り出しやすい引き出しに、授乳に向かない服は少し奥に……など少しずつ移動。

・ホリデーに入り、職場がコロナ禍以来一番の忙しさ!! 最近は同僚が気を使ってくれてゆる~い仕事ばかりしていたけれどこの週はそうもいかず、帰ってきたらヘロヘロにノックダウン。でもそれも、あと一週間と思うと頑張れるし、名残惜しい。

・ここ2~3週間、おりものの量が半端なく多い。そして夜中か朝方にトイレに必ず起きる。日中もトイレに行く回数が格段に増えた。お尻周りの骨や関節が痛むことも多い。

・お腹の中が、中身が詰まってきたなぁという感じ。胎動がこれまでの穏やかで可愛らしい感じではなく、よりリアルに力強くなってきた。

・キウイさんがちょっとずつ積極的にお腹を気にしてくるように。まだ恐る恐るだけど、その変化が面白い。


35週目(仕事納め)

・引継ぎ事項などまとめてメールで送ったり、いつもやってた掃除などの雑用も、最後だと思うと熱が入る。……ていうか、私がやらなくなったら誰がやるんでしょうね~、と無法地帯を想像しながら、やらなきゃやらないで、そのうち第二の私が(いつか)出てくるでしょう、と頭の隅に追いやる。

・気にし過ぎちゃうのでむしろ出産当日くらいまで仕事を続けたいとギリギリまで思っていたけど、流石にここ数週間の忙しさと、35週目の身体の重さを実感して、ここがちょうど良い区切りだったなと実感。キウイさんのアドバイスで35週からにして本当によかったなぁ。


**

忙しさとソワソワで心ここにあらずなので、本当に溶けるように消えていった産休直前の1か月でした。そんな中でも職場の同僚たちにとても良くしてもらって、本当に幸せです。ある人は私が休みの間に離職することが決まっていたり、ある人には安心して自分の後のことを任せられると思ったり……当然ながら1年先の未来には何が起こるかわからないんだなぁと感慨深い。私も復職するつもり満々だけど、それが許されない状況かもしれないし、戻って今のメンバーと変わって過ごしづらくなるかもしれないし、今以上に最高のチームに迎え入れられるかもしれないし。なんて風に目の前に迫った産休に思いをはせるよりも、少し先の自分のビジョンについて色々先走って考えてしまった一月でもありました。そんな余裕があって、それもまた恵まれた幸せな一月だったわねぇ。


プケ子

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?