[すこし詩的なものとして]0084 瞳はなにを問いかける
なにをなくして
なにを得る
それを考えていたら
夜になっていた
細い瞳に映る
素朴な感情
こわいと思うと
もう空がこぼれ落ちる
暗闇にたくす
まがいものの思考は
瞬く間に
星に輝く
偽物だとわかっていても
その輝きは
ひとえに美しい
触れる肌に
悲しみが伝う
明日があるのならば
それを忘れないでおこう
憧れは
あなたを包む
オブラート
少し湿るだけで
酸化するだろう
同じ刻は
もう戻らないよ
新たな憧れを求めよと
君は君に忠告する
ほらね
そんなもんだ
誰彼と
止まることは許されない
ひとつの勇は
壊すためにだけあるのだよ
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見た目で判断すると、
たまに失敗することがある。
これは人間関係においてもそうなのかもしれない。
見た目=印象、そして、憧れ、羨望などなど
どれを取っても、その先には落胆や絶望しかない。
想像というものがどれだけ自分勝手なことかということを
もっと知るべきかもしれない。
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