【セブンスピリット】スラムで生まれた希望の音楽
どうも、毎日note更新しているKenyaです。
昨日11月4日、とあるフィリピンの子供達が演奏するコンサートに行ってきました。
みなさんセブンスピリットという団体をご存知ですか?
NPO法人セブンスピリットはフィリピンのセブ島を中心に、様々な生活層の全ての子供達が誰でも無料で音楽活動やスポーツ活動ができる場所を解放し、彼らのライフスキルを育む教育活動を行なっている団体です。
そんなフィリピンの中でも貧しい暮らしを余儀なくされている彼らが、クラウドファンディングによる寄付で、日本でコンサートを行いました。
その演奏会の様子と、僕が素直に感じたことを書きます。
演奏のレベルが純粋に高い
僕は今までに5回ほど、セブ島でセブンスピリットの演奏を聴く機会がありました。その度に彼らの演奏力に驚かされます。
グループの中には7歳くらいの小さい子がいるのですが、そんな小さい子でさえ大人顔負けの演奏を披露してくれます。
今回初めて日本で演奏を聴いたのだが、今までで一番完成度の高い演奏を聴くことができた。
彼らが日本で演奏するまでに、どれだけ努力してきたかがすごくわかるほど、プロの音楽団体のコンサートとして聞き入ってしまった。
これはQUEENの名曲「ボヘミアンラプソディー」の演奏です。
これ以外にも「ハイスクールミュージカル」や「ハナミズキ」など約2時間もの時間で演奏を披露してくれました。
スラムエリアで生活をする現状
セブンスピリットに所属している子供達のほとんどの子たちが、セブ島の中でもスラムエリアと呼ばれているエリアに住んでいます。
実はコンサートの前日にセブンスピリットのメンバーの子が暮らす地域で家事があり、家が全焼してしまう事件が発生しました。
家族全員が無事で本当によかった。そんな苦しい心境の中最後まで演奏を披露してくれた彼らには感謝の気持ちでいっぱいです。
またスラムで暮らす子供の中には、観光客を狙ってスリをする子ももちろんいます。
学校にも行けなくて一日中何もすることがなく、タバコや薬物に手を染めてしまう子もいるくらいです。これも一つの現状です。
しかし、セブンスピリットにいる子たちは音楽やスポーツを通して皆で何かを成し遂げる大切さを知っています。
仲間意識や協調性などを自然と楽しみながら学ぶことができていて本当に羨ましいなと思います。
また、子供達は本当に純粋な綺麗な笑顔をしています。こんなに可愛い笑顔と演奏の時に変わる真剣な眼差しが愛おしいです。(誰目線)
喜びを分かち合える大切な仲間
コンサートが終盤になるにつれて泣いている子供がたくさんいました。
日本でコンサートできたことが嬉しくて泣いた子
最後のコンサートで名残惜しくて泣いた子
フィリピンの家族が恋しくなって泣いた子
もちろん泣いている理由は人それぞれだと思います。
僕があの場にいて感じたことは、セブンスピリットの大切な仲間たちと、日本でコンサートを成功させることができた喜びを、分かち合える嬉しさから泣いてる子が多いのではないかと思っています。
住んでるところが貧しかろうが、生活が豊かでなかろうが、何か物事に対して誰かと感情を共有できることがどれほど幸せなことなのか、今回のコンサートで気付かされた気がします。
普段日本で何気なく生活しているだけだと、絶対に気づけない何かを彼らから学ぶことがあると思うので、興味がある人はセブ島に訪れた際にセブンスピリットに訪問してみてはいかがでしょうか?
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