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論破せずに話を進める

先日、このような記事を読みました。

「頭の良い人は、議論に上手に負ける。」

今流行りの記事のタイトルでインパクトを残してPV数を稼ぐような大して中身のない記事かと思っていたら全然違っていました。

驚いたこともあったので、少し紹介してみたいと思います。

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この記事では、コンサルタントの人がクライアントと議論をする際に使う手法を紹介しており、敢えて論破されるということを提唱しています。

クライアントに花を持たせ、議論の際に敢えて「負け」て、相手の感情に寄り添うことも大事だと言います。

コンサルタントの仕事はプロジェクトを進めることであって、自分の意見を無理に押し通すことではありません。

その原点に立って考えると、お客さんが自分で考え、納得して動くことが大切で、そのためであれば議論に負けることも必要だそうです。この考えには驚かされました。

コンサルタントのように優秀な仕事をする人はみんなディスカッションが上手で、がつがつ論破していくイメージがありました。でも、それはただのイメージであって、現実はそうではありませんでした。

このような議論の仕方も大事だと強く感じたし、また一つ勉強になりました。

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最近は、なんでも論破をしようとする風潮があります。

僕はジョージアという少し特殊な日本人が集まる環境にいるから、最近の一般的な日本人感覚はあまりわからないけれど、それでも「論破」という言葉を聞く機会が増えました。

ひろゆきに影響されているのはわかるし、論破が悪者だとは思わないけれど、議論は勝つことを目的にすると何か面白みがなくなるような気がします。

論破して勝ったら高揚感を感じるでしょう。

ただ、相手に勝ったところでそこで何が生まれるのでしょう。自分のスカッとした気持ちを得るためだけに何かを犠牲にしているような気もします。

僕は先々のことを考えてしまい、論破などする気も起きなくなってきます。

論破して高揚感に浸るより、もっといろんな人のいろんな意見を聞いてみたいと思っています。

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これから僕はいろんな仕事をしていくだろうし、まだまだ海外で生活していきたいから英語を使って仕事をする機会も増やしていきたいと思っています。だから、ディスカッションをする機会も山のように出てくるでしょう。

日本人はディスカッションについて学ぶことがないから、外国の人とのディスカッションはとても難しいでしょう。

僕は今までの仕事で、何度かディスカッションをしてきたけれど、あまり得意ではありませんでした。

でも、冒頭の「負けて勝つ」という手法のように、一歩引いて考えてみることもしていきたいと思ったし、それが自分にとってまた新たな仕事のスキルになっていくと感じました。

仕事でも自分は自分のペースを保っていたいから、いろんなやり方を知った上で自分らしくしていきたいと思いました。


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それでは、また明日お会いしましょう!

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