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徹底したオペレーションで体験したワクチン接種【海外就職への道26】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、コロナ禍でフィリピンに渡航できない中で受けた新型コロナウイルスワクチンの接種についてお話しします。

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2021年8月、2ヶ月間に及ぶ沖縄でのワーケーション生活を終え、再度自宅からテレワークを始めました。この頃、すでにワクチン接種は始まっていたものの、自治体によってその進捗が異なり、自治体経営の差が如実に表れていたように思います。僕の自宅がある東京都世田谷区は、都内最大の90万人を抱える人口の多さから、住民へのワクチン接種は遅れつつありました。しかし8月に入って、区内に本社を構える楽天グループが区民への無償の集団接種を決定し、一気に接種枠が拡大されました。僕はその恩恵に与る形で、予約を取ることが出来ました。

ワクチン接種に関して、たびたび賛成と反対の衝突が起こります。賛成が多数派ではあるものの、今現在も反対派の人はいます。ワクチン接種により、蔓延していた新型コロナウイルスの流行が収束の一途を遂げていることは明らかではあるものの、体内に開発されたばかりの異物を入れることへの抵抗がある人たちの気持ちもわかります。実際、僕も最初は様子見という中間やや反対寄りの立場でした。しかし途中から、妥協案としての賛成、という考えで納得することにしました。

結局、ワクチン接種を始めとした新型コロナウイルスに対する問題のあれこれは、ウイルスとは何ら関係ないような政治問題にも通じてくるので、だったら多少なりとも従った方が生きやすくなるな、と思いました。もちろん海外に行く以上、接種しているゆえのメリットも享受したいという気持ちもありました。

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沖縄から帰宅して2日後、まだ沖縄の夢心地に片足を突っ込んでいた頃、僕は二子玉川の楽天グループ本社にて1回目のモデルナ製新型コロナウイルスワクチンを接種しました。接種会場は、さすが楽天という効率の良いオペレーションで、綺麗な動線と徹底した役割分担で多くの接種者をスムーズに捌いていました。実際僕は会場に入ってから接種して会場を出るまで20分程度しかかかりませんでした。1兆円を超える売上収益を計上する今をときめく企業の持つちょっとしたメソッドを体験できて嬉しかったです。

ワクチン接種後の副反応について、母や妹が高熱でしばらく動けなかったという話を聞いていたものの、幸い僕は微熱が出る程度で、休暇を取らずにいつも通りの仕事ができました。副反応に個人差が出ることについて、今でもいろんな憶測がありますが、僕はたまたま運が良かった、とだけ思っておきます。人間それぞれに差があるのは当たり前だし、それを過去の行いなどに結びつけるのは少々暴論な気がしてしまいます。

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引き続き、東京で生活しつつフィリピンへ渡航できるその時を待ち続けます。

この続きはまた明日。では。

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