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いざ潜水士受験【海外就職への道28】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、コロナ禍でフィリピンに渡航できない中で挑戦した潜水士試験についてお話しします。

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2021年9月下旬、僕は仙台にいました。東京から高速バスで6時間。決して短くはないバス旅を経て杜の都に降り立ちました。僕がこの馴染みのない地に来たのは、試験を受けるため。1ヶ月前に興味本位で申し込んだ国家資格「潜水士」を受験するためにやってきました。

仙台には来たものの、平日は引き続き仕事をするため、沖縄ワーケーションの頃と同じくゲストハウスを、そして今回はホテルも含めて1週間分予約しました。沖縄での経験もあったので、このスケジュール感覚はすんなり掴むことができました。

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潜水士の試験勉強は楽しいものでした。海にまつわるあれこれ、中学時代の理科の授業を思い出すような人間の身体にまつわること、そして法律関連。社会人になってから全く学んでこなかったような分野は、新鮮に映り、好奇心が芽生えるのを感じながら勉強することができました。

参考書は3周しました。忙しい仕事との兼ね合いでなかなか多くの時間が割けなかったものの、週末を中心に空き時間を最大限使って勉強しました。申請に手間とった以上、一発で受かりたかったし、フィリピン渡航のことを考えるとここで取らないともう次のチャンスはないと思いました。

だから仙台に来て早々、ホテルにこもって勉強をしました。青葉城など少し観光はしたものの、後悔しないように勉強に時間を充てました。ふと、自分は今何をやっているんだろう、なんて思う時はあったけれど、それもまた面白いなって思いました。

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潜水士試験当日、仙台駅から電車で1時間揺られ、岩沼という場所にやってきました。今回の試験会場は、ここ岩沼市にある「東北安全衛生技術センター」です。初めて降り立つ岩沼市はのどかな街並みで、観光客はほぼいないような場所でした。岩沼駅で降りた人たちは皆同じ方向に向かって歩いていたので、皆が同じ試験の受験票を持っていることを確認して、付いていくことにしました。2km弱の道のりを20分程度で歩いて会場に着きました。試験会場は大学の小教室のような無機質な空間で、最終的に2つの教室にぎっしり受験者がいたので、かなり多くの人が受けていたと思います。中には若い女性もいたりして、何のために取るのか気になったりもしました。

11:30に始まった試験は2時間足らずであっという間に解き終わりました。制限時間は4時間だったものの、量からしてそのような長い時間は必要ないように思えました。ただ、手応えはあまりなく、わかる問題とわからない問題が半々くらいでした。参考書に書かれていないものや応用問題も多くあったのが予想外でした。

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試験を受け終わってホッと一息。仙台の街に戻って牛タンを食べることにします。

この続きはまた明日。では。

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