海外生活の拠り所となる「人」

海外に行くと言っても、海外旅行と海外移住には多くの相違点があります。そして、その大きな要素のひとつが人間関係だと思います。

海外で生活すると、現地に住んでいる人たちとの関わりは欠かせません。

日本人でも、現地のローカルな人たちでも、それとも現地にいる他の国の人たちでもどんな人でも構わないものの、現地の人とのつながりがあるかないか、そしてその関係が良好かどうかは、生活していく上でとても大きな要素を占めます。

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世界を見渡すと日本人はいろんな国に散らばっています。

よく日本人はなかなか世界に進出しない、という話を聞き、世界に日本人が全然いないイメージを抱くことはあります。しかし、実際はどの国でも海外移住を果たした日本人は一定数いるでしょう。

そして、そのほぼ全員が移住に関する困難を乗り越えてきています。

日本は便利だし綺麗な国。生活する上での資金にもよりますが、海外のどの国で生活しても、日本を超えるサービスや清潔感にはたどり着けないのではないかと思います。

そんな状況で、人の力を借りて生活している日本人はたくさんいます。

一人で生きていくことは出来なくもないけれど、ネットだけでは手に入らない生活する上での知恵を掴むために、人の力を借りることは大事だし、逆に頼れる人がいるかどうかが海外で満足いく生活する上でとても大切な鍵となります。

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僕は今年の上半期、フィリピンのマニラに半年間住んでいました。

本当は1年以上いるつもりで向かったものの、残念ながら水が合わず、半年間でフィリピンを去ることになってしまいました。

マニラには元々知り合いだった日本人が一人おり、移住当初はとてもお世話になっていました。彼は僕より数ヶ月前に駐在員としてマニラに赴任しており、それ以前にはベトナムでの駐在も経験していました。

僕が半年間マニラで生活し続けられたのは、彼がいたからと言っても過言ではありません。

初めての異国の生活でわからないことだらけだった僕に、フィリピンでの生活のノウハウや海外で直面する問題の対処法を親切に教えてくれました。また、僕がしている挑戦に理解を示してくれ、背中を押してもらいました。

今思っても感謝が尽きないし、海外でそのような頼れる存在がいることがとても大きいことを身をもって感じました。

その後、細々と日本人の繋がりを広げていき、何人か人脈を広げられたものの、結局フィリピンを去ることにしました。

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ジョージアに来て1ヶ月が経ちました。

ここでは家を借りていないので、正確には住んでいるとは言えませんが、それでもジョージアにはもう少し長く滞在しようと思っています。

それは、今フリーランスとしてスタートしたというタイミングもありますが、ここでうまく人脈を作れつつあるから、という要因もあります。

ジョージアへは日本人向けのプログラムに参加するために来たため、ジョージアにいる日本人と多く知り合える環境に身を置くことができました。

そのおかげで今は、ジョージアという右も左もわからない国でひとまず生活できています。

ただ、いずれはまた違う国に向かうと思うし、拠点を作って生活する海外移住の夢もあります。海外での生活は人との関わり合いが大事、というフィリピンで学んだ教訓を元に、これからもそういった人脈を広げていき、少しでも満足いく生活をできるようになりたいなと思います。

そしていずれは、フィリピンでの知り合いのように、困った人に優しくしてあげられる「出会えて良かった」と思えるような人に自分がなれるように、経験や徳を積んでいきたいなと思います。

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サムネイルの撮影場所はデイビット・アグマシェネベリ・アベニュー