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セルフストイック英語勉強合宿【海外就職への道16】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、リモートでフィリピンの人たちと働く中で、自らの知識不足を痛烈に感じ、必死で勉強したことについてお話しします。

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2020年7月、猛威をふるってきた新型コロナウイルスは、国内の流行が少し落ち着いてきてGo Toキャンペーンなどが始まりました。ずっと家にいるのも息苦しく、どこか遠くに行きたかったものの、6月に入社したばかりでかつ契約社員であったことから夏休みはありませんでした。おまけに入社から半年間は有給休暇も取れず、休むに休めない状況でした。

平日の業務以外の時間は英語の勉強に、週末は英語に加え、Linuxサーバーの勉強をしました。また、フィリピン側での取り組みでMicrosoft Azureの試験を受けるように言われたので、9月の試験を目指しAzureの勉強も始めました。

英語が全然わからなかったため、業務にも倍時間がかかっており、取り戻すために業務時間も徐々に長くなり始めていました。

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8月、会社に入って初めて3連休が取れたため、ホテルに缶詰めになってセルフで勉強合宿をしました。この頃、東京オリンピックが延期になり、供給過多となっていた都内のホテルはどこも閑古鳥が鳴いており、価格が暴落していました。

浅草のとあるビジネスホテルを2泊とは思えない値段で予約しました。当日、週末なのにまったく人気のない浅草を観光してから、昼過ぎにチェックインしました。勉強に加え、精神的にも強くなるためのストイックな合宿にしたく、いくつかのルールをつくりました。

部屋に入ったらチェックアウトまで外出禁止。部屋内でケータイを始め全ての電子機器は電源オフ(辞書は紙を使用)。断食のため部屋内で一切の食事禁止。飲み物は水とコーヒーのみで糖分摂取禁止。

修行僧のような苦しい2泊3日を過ごしました。結果的に、持ち込んだ英語の文法書は全て読み切り、問題集もいくつか解くことができました。それまで英文法に苦手意識があったものの、ここで一気に読み込めたことは、その後の長文理解や作文に大きく役立ちました。断食明けに食べたうどんは達成感と美味しさで涙が出そうになりました。

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Linuxサーバーの勉強は、コマンドを覚えたところで理解できるものでもないので、本を買い、パソコンに仮想マシンをつくって操作することで理解を深めていきました。かつてLPICレベル1などの資格を取ったものの、すっかり記憶から抜けていて、一からやり直しました。また、前職時代に受けていたLinux研修の資料もかなり役立ちました。こちらも英語同様に必死でした。

Azureの試験勉強は、メルカリで問題集を買い、空き時間を見つけて3周は解きました。1周目は1割くらいしかわからなかったものの、用語を覚えて概念を理解し、合格できるよう集中して取り組みました。会社の他の同期も同じミッションを与えられていたものの、最終的に僕だけが一発合格を果たしました。及第点ギリギリの合格でした。

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まだまだ自分は若い。そう思いながら、苦しさもたくさん感じる毎日を目の前のことに必死に取り組みながら過ごしていきました。

この続きはまた明日。では。

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