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白黒思考という考え方。精神衛生上あまり良くない考え方。
今回のテーマ
自分を蝕んでしまう考え方。白黒思考について書いていきます。
私は自分でこの思考に陥っていることに気が付かず、大変生きづらさを感じていました。皆様がそのような状況にならないように書いていきます。
よろしくお願いします。
白黒思考とは
白黒思考は認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy, CBT)
において、重要な概念の一つです。
白黒思考は、感情や行動に影響を与える考え方のパターンを理解し、
それを柔軟に変えることを目指す際に取り上げられます。
具体的特徴を見てみる。
具体的には、白黒思考は以下のような特徴を持ちます。
自分に当てはまっていないか見てみましょう。
二極的な思考: 物事を「全て良いか全て悪いか」、「成功か失敗か」といった二つの極端な視点でしか見ない傾向があります。
感情的な判断: 白黒思考は感情に基づいた判断が多く、合理的な判断ではないことがあります。
融通が利かない: 白黒思考の人は固定的な考えを持ち、柔軟性が低いことがあります。
こうした例をあげることができます。
白黒思考なために受ける不利益をあげてみる。
白黒思考の特徴の次はそれから生じる不利益についてみてきます。
どういった問題が起きやすいか見ていきましょう。
後悔しやすい: 白黒思考に基づいた判断は感情的なものが多いです。そのため後悔のリスクが高まります。感情的な判断は合理的な考えとは言えません。誤解や偏見に染まりやすいことがあります。
影響を受けやすい: 白黒思考を持つ人は他人の意見に影響を受けやすい傾向があります。極端な意見には強く影響されることが多いです。
融通が利かない: 白黒思考の人は固定的な考えを持ち、融通が利きにくいことがあります。例えば、100点以外は0点と同じと捉えることで、自分の努力を認めることが難しくなります。それため自分の評価を正当にできなくなっていきます。
完璧主義: 完璧主義と白黒思考は類似しており、何事も完璧にこなさなければならないと考える人が白黒思考になりやすいです。
曖昧さに対する耐性が低い: 白黒思考を持つ人はグレーゾーンを認めることが苦手で、灰色の状況を曖昧なまま抱えることが難しいです。
解決方法は何があるか??
不利益を被る可能性が高いので、改善したいもの。そこで改善策を書いていきます。CBTで説明される概念なので、解決方法としてはそれが持ってもよいです。
白黒思考の改善方法
白黒思考に気付く: 自分が白黒思考に陥っていることに気付くことが第一歩です。
100%はないと知る: 世の中には灰色の領域が存在することを認識しましょう。
逆の意見を掘り下げてみる: 自分の意見とは異なる視点を探求することで、柔軟な思考を養います。
自分の思いや考えをオープンにする: 白黒思考を持つ人は自分の意見を堅持しやすい傾向があります。他人とコミュニケーションを取りながら、自分の思考を柔軟に変えていくことが大切です。
過程に目を向ける: 成果だけでなく、過程や努力も評価することで、融通の利く思考を養います。
解決方法としてはCBTの中にある認知再構成法です。コラム法というものを使うのが適切かと思います。書籍はたくさん出ています。コラム法のワークシートはネットで検索すれば、簡単に出てきます。
紙に書き出し、自分がどう考えているのかを客観視しましょう。自分が世界をどうやって認識しているかを判断するわけです。偏りがあれば、自分に質問して、少しずつ矯正していくのです。
紙に書き出してみると、自分の考えや認知が時に不合理であることに気が付くと思います。
まとめ
白黒思考は、うつ病のリスク要因として考えられています。それゆえ精神衛生上良くない考え方と言っていいでしょう。極端な思考スタイルがうつ病のリスクを高める可能性があります。
新しい生活などで、テンパっていると白黒思考になりがちです。自分を責める極端な考え方になっていないか自分で振り返る機会を持つことをお勧めします。
そのままで行くと、病んでしまう可能性が出てくるためです。
皆さんがより良い生活ができること期待します
今回はここまで
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