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「入り口」と「出口」、2種類のタイトルのつけ方

文章を書くのはけっこう好きなんですけど、これまで数えるくらいの人にしかライティングをいわゆる「教える」ということをしてきていませんでした。

だから、自分が普段文章を書くなかで、意識的にやっていることも、無意識的にやっていることも含めて、あんまり自分の「ノウハウ」的なものを言語化してきていません。

ただ、ときたま自分がフィードバックを「もらう」側じゃなくて「与える」側になると、あ、まだ3年くらいしかやってない駆け出しのライターだけど、なにか他の人の役に立てることがあるんだなと思います。

というか、逆にそういう機会がないと、自分の持っている知識を言語化することってなかなかないと思うのですが、今回その「そういう機会」があったので、メモとして残しておきます。

こうやって言語化することによって、自分が感覚的にやってきたことの再現性が上がるので、「教えている側が一番勉強になっている」ってのは、そういうことなんだろうなと。


ということで、めちゃくちゃ前置きが長くなりましたけど、きょうはタイトルの「タイプ」について。

結論から言うと、記事でも本でも雑誌でも何かしらのタイトルをつける時の一つの切り口として、大きく2つのタイプがあると思っていて。

1つが「入り口型」、もう1つが「出口型」です。

たぶん、なにかしらのコンテンツ制作に関わっている人は、言葉は違えど、似たような認識を持っているのではないかなと思います。


前者の「入り口型」は、具体的には「〜とは」とか「〜の理由」とか「〜の目指すもの」とかって感じで、本文(=中身)で提示される内容の「入り口」だけを書いて、興味を持ってもらうやり方です。

たぶん、「出口型」よりもこっちの「入り口型」のほうが、タイトルの付け方としては一般的かなと思います。

導線として、入り口で興味を持ってもらって、そのまま中に来てもらうという流れが自然なので。


一方で後者の「出口型」は、「〜をしました」とか「〜になりました」とかって、もう事実をタイトルで言ってしまって、その事実そのもので興味を持ってもらうパターンです。

これは正直、ハードルが高いですけど、逆にすでに圧倒的な認知度やコンテツんの破壊力があるときは、王者の貫禄が出て良いです。

例えば、YouTuberのカジサックさんって、豪華なゲストを読んで対談するときは、けっこうこの「出口型」のタイトルの付け方が多いんですね。

以下の2つは、典型的な例の一部です。


>【150万人記念ゲスト】水溜りボンドさんが部屋に来てくれました


>【神回】フットボールアワー後藤さん 初YouTube


これはもう、カジサックさんというそもそもの認知度の強さに、ゲストとして来ている人の認知度も高いので、変にタイトルで技術を駆使するよりも、「この両者が話しますよ!」という事実そのものが、視聴者さんの興味をそそるんですね。

だからこれは、「出口型」のタイトルの付け方は、良い意味で王者の使う技ですね。


まだまだ細かく分類すればいろいろあると思うんですけど、ひとつの観点として「入り口」か「出口」かというのは、けっこう使えるかなと思います。

コンテンツ作りに関わる人の、なにかしらの参考になればうれしいです!


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