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見切り発車で書き始めることによって身につく、「ごまかし力」

きょう新R25で公開された、キンコン西野さんへのインタビューが面白かった。


西野さん、毎日ブログを更新しているのだけれど、ジョギングしながら書いているらしい。すごいな。

毎回一筆書きなのは、まえにブログで書いてたから知ってたけど、まさか走りながらとは。。いかに西野さんが呼吸するかのようにスラスラと書いているのかが想像できる。

そして、そうやってスラスラ書いていると、「ごまかし力」というのが付いてくるらしい。

そういうことを繰り返していると、だんだん「ごまかし力」みたいな技術が身につくんですよ。うまく落としているように見せる力というか(笑)。

この「ごまかし力」、めちゃくちゃ大切だなと思う。

ぼくは漫才が好きでよく見る。あと、いわゆるYouTuberも好きなので、けっこう見る。

彼ら彼女らを見ていて思うのは、「オチ」の大切さだ。

そこがうまくハマるかどうかで、その漫才や動画自体の印象がけっこう変わってくる。

だから、多少無理があっても毎回それっっぽい落とし方をするというのは、とても大切だと思う。

ぼく自身も、いまnote毎日更新をして1ヶ月くらいになるのだけど、それっぽい落とし方が思いつくと、それだけですいぶんと後味がよくなる。

これはうーんと唸ってひねり出すより、勝手に筆を進めてしまって、「やばいやばい、このままだともうそろそろ着地させなきゃいけないよ!」のほうが、必要に駆られて出てくるということなのかな。

ぼくもこの普段のブログのときは、伝えたいことだけ決めちゃったら、とにかく書きはじめて、「ごまかし力」を磨こう。書評のときとかは別にして。とどのつまり、きょうはこの時点でまだ着地点を見出していない。


ジョギングしながら書いているということは、書くデバイスはスマホ

西野さんいわく、読んでいるひとの大半はスマホなのだから、書くのもスマホのほうが、改行の感覚がわかってよいとのこと。たしかになと納得。

そういえば、ぼくも一時期ブログをスマホで書いていたことがあった。

ただ、いまこの文章はPCから書いている。

理由は、スマホだと「書きやす過ぎた」からだ。

とにかく書く量を増やそうと思ってスマホで初稿を書いていたのだけど、書いているとどうしてもLINEを打ってるみたいな感覚になってきてしまって、文章がすごい雑になってきてしまった。

このnoteもだいぶ勢いでバーっと書いてしまっているのだけど、これ以上に乱雑な文章で、誤字脱字もひどくてひとさまに見せられる状態じゃなかったので、結局やめた。

でも今後、ぼくが毎日更新をし続けていくなら、スマホからでも書けたほうがいいだろうなとは思う。

どっかで出かけたりしたときの、スキマ時間が使えるから。noteはいま、スマホアプリからの投稿利便性も、どんどん上がってるみたいだしね。

今後大学の空きコマに書くときなんかは、スマホから書いてみようかな。


稼げる場所で稼がない

西野さん、ブログにはまったくバナー広告を貼っていません。

ここで大事なのは、「稼げるのに」稼がないから、信用をより貯めやすくなるのだなと。

ブログとTwitterとの違いは、「そこ単体でマネタイズできるかどうか」だ。

Twitterは、仮に1000万フォロワーいても、それ自体はなんのキャッシュも生み出さない。

しかし、ブログなら1000万PVあれば、それだけで広告収入がある(貼っていれば)。

そして、西野さんはそこであえて、広告をつけていない(一般的なバナー広告という意味。自身のオンラインサロンや本の広告は貼っている)。

そうすることで、「稼げるのに、稼いでいない=あのブログはポジショントークをしていない可能性が高い=本当のことを言っている」、もしくは「稼げるのに、稼いでいない=無料でタメになるコンテンツを出してくれてありがたい」と、信用を稼ぎやすくなる。

ここらへんの詳しい話は、下のnoteにも書いた。

参考:ブランディングとは、お客さんが「自分はありがたいけれど、彼らは損をしているな」と思うこと

「稼げる場所で稼がない(=そして違う場所で回収する)」仕組みは、ぜひともぼくも意識して取り入れていきたい。


本当にすごいのは、みんなにウケること

一番強いのはやっぱり、「広く深く」刺さることだなと。

マスとかニッチといった括りを凌駕した、ミルフィーユみたいな構造が理想的だ。

パット見のわかりやすさや面白さがあって飛距離もとりながら、その裏にはしっかりと練られた構成やテクニックがあり、「わかるひとにはわかる」といった深さもある。

それに関連したようなことを最近のnoteにも書いたけど、たぶん、『君の名は。』とか米津玄師さんは、そんな感じ。あれが最強。

参考:「挑戦的」という言葉に逃げない

言わずもがな、西野さんもその最強タイプのひとりだけど。マスとかニッチとか細かい話をしてないで、どっちもやっちゃっえよ、っていうタイプ。


いやー、それにしても、今回の記事の聞き手である渡辺さんは、本当にインタビューがうまい。

「聞きたかったことを聞いてくれる!」ってよりは、「おお!そんなことを聞くのか!たしかにそれ、めっちゃ気になるわ!」って感じの質問が多い。

これって、読者の一歩先をいっているというか、ちゃんとインサイトをつけている証拠だと思う。

おお、そんな質問をするのかあと、毎回とても勉強になる。

ぼくも、昨日公開したインタビューでは、そういった「おお!それ聞くのか!」といった感じの展開を意識した。ぜひ読んでください、ってキンコン西野さんふうに最後宣伝で落とすという着地のさせ方にしてみた。


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