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「実利」は「戦略」を凌駕する

いま、ぼくの所属するwevnal(ウェブナル)に、ものすごく優秀なインターン生がいます。

その子はいま大学4年生で、wevnalでインターンをやりつつ、就活も同時並行で行っています。

だけど、その子はとても優秀なのでwevnalとしてはインターンで終わらせず、そのまま正式に社員になってほしいと思っています。

そこで、wevnalの一部の社員は、なんとかその子に入社してもらおうと、あの手この手を尽くしています。

ベタなものとしてはご飯に誘って口説いたり、重めのミッションをその子に課してwevnalからの期待値を表現したり。。。

ついには来月、弊社の子会社がある沖縄への出張に、社員と一緒に行くことになったようです。

もうここまで徹底的に口説きにかかっていると、この件に関して直接関与してないぼくにですら、もうその思惑が伝わってくるんですね。

弊社の上層部、その子になんとかして入社してもらおうと、いろんな手を打ってるんだなって。

最初は『もうちょっとしたたかにやれよ!』と思わないこともなかったんですが、最近『どうせやるならここまで振り切れるのもアリだな』と思うようになってきました。

というのも、いくらそのひとつひとつの手の意図(=その子に弊社への入社を決めてもらうこと)が透け透けだったとしても、実際にその子にwevnalが相当の時間と労力とお金をつぎ込んでいるという事実は、動かしようがないからです。

例え口説かれるためだったとしても、実際にご飯をごちそうしてもらって、一緒にご飯を食べる時間をつぎ込んでもらって、そして沖縄出張の費用を負担してもらうといった『実利』は得ています。

この否定しようのない『実利』は、そこに見え隠れする『戦略』を凌駕するなぁということが、最近ぼくの考えていることです。

もうちょっと一般的な例に置き換えてみると、企業なりインフルエンサーなりがなんらかのキャンペーンを行ったときに『どうせフォロワーが欲しいんでしょ』とか『バズらせたいだけでしょ』みたいに、その意図を汲み取って斜に構えることは簡単です。

ただ、その誘いにあえて乗っかることによって、自分になんらかのメリット(=プレゼントがもらえるなど)があるのであれば、騙されたフリして乗っかったほうが結果的に自分のためになります。

『実利』を提供するときと享受するときの両方で、このことは念頭に置いておきたいなぁと。


P.S. 今日の話に出てきた『その子』が、もしこのnoteを読んでくれてたら。今日の話は『だからwevnalに入社したほうがいいよ』ってことを言いたいわけでは全くないからね!ぼくもそりゃ一緒に働けたらいいなとは思ってるけど、最終的に決めるのはあなたの意志!!!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!!すこしでも面白いなと思っていただければ「スキ」を押していただけると、よりうれしいです・・・!