フリーランスで生きるということ、を読んだ。

フリーランサーとは職種ではなく働き方のこと。

世の中が色々な意味で劇的に変容したこの数年、働き方に疑問を抱いた人も多くいただろう。非常に示唆に富む話題が多く、これから独立を検討している人、そしてその予定がない人にも是非読んでもらいたい。

フリーランスで生きるということ (ちくまプリマー新書)

会社員は納税の手続きの大半を他人（会社）に代行してもらっているといる。それにより自分の収入と納税の金額、つまり収支の実態が見えづらくなっている…という弊害に気付いていないのかもしれない。

これは日本政府が法人を手厚く扱うという大義名分のもと、国民（その多くは会社員）に税金の使い方を有耶無耶にしている...と勘繰ってしまうのは、私の疑い深い性格故だろうか。

父親が自営業だったが自分は勤め人になった。自分らしく働き、自分らしく生きる。自由とは何か。何かに拘束されないことがそのまま自由だということではない。会社員だって、十分に自由だと思う。

クリエイティブ関係の仕事に従事しているので、フリーランスの方との接点は多いほうだと思う。ライターさん、カメラマンさん、etc…特殊な領域で孤軍奮闘する彼らの助力なしでは成立しない仕事なので、大変感謝している。

多くは知人友人を経由した、いわゆる紹介によるマッチングが殆どだが、稀にそれに特化したプラットフォームを利用することがある。ただ悲しいかな、まだまだ未成熟な市場故か、残念な結果で終わることもしばしば。

経験浅の人でも光るセンスを有する人もいる。最初からホームランを打てるわけがない。お支払いについては相場よりもお安くなる代わりに、一緒にスキルを育んでいきましょう、というのが自分のスタンスだ。

有難いことに、過去現在に自分とお仕事をしてくれた（る）フリーランスの人は、本当に素晴らしい人ばかり。これからも対等な立場として、お互いに研鑽に励んでいきたい。引き続きよろしくお願い申し上げます。