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安全という2文字を、忘れないで欲しい。

道路の看板に接触し瞼の上を切ってしまった。厳密に言えば、看板に設置されている夜間用電飾の部品の一部。久々にお昼を外食にし、ご機嫌で徒歩で帰宅する途中の出来事。見る限り、看板や電信柱にくくりつける為の針金はご丁寧に養生されていたが、ごくごく一部の突起に思いきりぶつけてザックリと。出血はさほどなかったものの、これは傷跡が残るかもしれない。

突起部がちょうど目の高さにあるので、同様の事象が発生しないように市役所に電話連絡、担当部署の方が工事会社さんと共に速やかに現場に駆けつけてくれた。状況を説明し、まずは整形外科を受診することを報告。聞くに公共工事は保険加入されているそうなので、誠意をもって対応してくれると約束してくれた。夕刻にも気遣いのお電話をいただき、ひとまず安心。

ただ残る疑問としては、この看板一式を設置した際に何故この突起物に気づかなかったのか、危険だと思わなかったのか、という点。明らかに目線の高さにあるし、人が通れば接触するかもしれない。リスクを察知するのが常識の範疇かと思う。発注者である市にも責任はあるだろうが、最終的には最先端で作業を実施する作業員の判断に委ねられる。

結論、今回は想像力の欠如に起因すると言える。危険かもしれない、でも大丈夫だろうという認識があったのならば改善の余地はあるだろう。ただ、それが危険因子だという気付きがなかったのならば、事態は深刻であり悪質だ。そもそも危険を危険だと思わない精神性が非常に問題である 。

想像力とはセンスと言い換えても良いかもしれない。こうした建築や土木をはじめとする様々な現場で重要なのは、安全という2文字を如何に意識し、反映できるのか、というセンスなのかもしれない。つまりセンスの無い人間は怪我もするだろうし、人を巻き込むような事故をも起こす。センスとはクリエイティブ領域に限ったことではなない。センサーの感度なのである。

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追記、翌日には機械の位置が変更されていた。

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読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。