世界最悪の旅、を読んだ。

我らの角幡唯介さんが手にした数々の本、全部読んでみたい。

というわけで、ようやくこちらを読み終える。実は読み始める前から、なんとなく違和感を抱いた。「これ、本当に角幡さんが読んだ本か・・・?」

その違和感の正体は内容の薄さである。とにかく色々な意味で読みやすい。じっとり、ねっとり、まとわりつくような絶望感や悲壮感を期待して(!)いたが、なんともサッパリし過ぎている。月曜夜から読み始めて2晩で読了。こんなにスムーズに読み終わるはずがない。

巻末に本書のプロフィールという紹介文があり、末尾に衝撃の一文が。

本書は原典のハイライトを新訳したものである。

きゃおらっ!w なんとなく想像はしていたが、やはりそうだったか。中古とはいえ本体価格が数百円だったのも怪しい気がしていた。安物GUYの銭失NIGHTとは言ったもので、反省反省。とにかく、これでは角幡唯介さんの軌跡をたどったとは到底いえない。後日再挑戦あるべし!

角幡さんが読まれたのは、上記3冊のどれかだろう。ご本人にツイッターで聞いてみよう。

とはいえ、著者の強烈なメッセージが最後の最後に登場し、思わず「おー!!」と声を出してベッドから起き上がってしまった。そう、そうなんだよ!探検とはかくあるべき!と勝手に共感し盛り上がる。筑波山ですらケーブルカーを使った自分だけど。

さぁ、今夜から何を読もうか。土日で買い込んだ本もあるし、図書館からお借りした本も山ほどある。睡眠時間が惜しい!また眠眠打破を飲む日が来るのだろうか!w 

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読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。