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【化学的な根性】根性は出すものじゃなくて気づけばあるもの #1064

おはようございます。
最近やたらとケツ毛に関しての広告が出てくるんだけども、森下からケツ毛を取ったらただの森下になってしまうじゃないかと思っている森下です。

周りからみたら「こいつの根性エグいな」と思われる人でも、自分からしてみたら「いや別に好きでやってるだけだから…」と淡々とやってることってけっこうありまして。何かを継続していくためには根性は必要だけど、根性は無理やり作ったり出したりするもんじゃないんだぜ。というお話です。

<根性のイメージ>

今の時代あんまり「根性」という言葉を使ってる印象はあんまりないけれども、僕の親世代の人たちは「巨人の星」とか「アタックNo.1」とかいわゆるスポ根アニメの人たちには根性は、なんとなく「耐える」「忍ぶ」「涙が出ちゃう」みたいなイメージを持たれてるかと思います。

僕はもちろんスポ根アニメ世代ではないけど、学生時代はスパロボ(スーパーロボット大戦)をやりまくってたので、根性というのは割と身近にあったかと思います。
※詳しくはスパロボでググって👍

競技で言えば、全くもって根性なんて意識したことなかったし、根性があったかどうかもわからない。

練習を頑張っていたけれども、しんどい時には負けそうになることもあるし、実際に自分に負けちゃう時もある。

それを「根性がない」と捉えるのならば当時の僕はあんまり根性はなかったんだと思います。

そんな抽象的な「根性」ではありますが、メンタルトレーニングにおいては根性をトレーニングで強くすることができるんですよね。

メンタルトレーニングでは根性は抽象的なものではなくて、科学的に解明されていたりします。

<根性は自然と出てくるもの>

結論からいうと根性というのは「内発的モチベーション」とも言い換えられます。内発的モチベーションというのは「好き」「楽しい」「うまくなりたい」というような自分の内側から湧き出るやる気のこと。

好きなことや楽しいと思ってることをしている時にはは、とてつもない集中を発揮します。

そして何より好きだからずっとやってられるし、側から見たら辛そうに見えることも楽しく出来るんです。

例えば、ドラクエのレベル上げ。レベル上げはひたすらザコを倒して少ない経験値を溜めてレベルを上げるという地道な作業です。

まったくドラクエに興味ない人にやらせたら、ものの数分で飽きてくるでしょうし、無理やり続けるとしたら嫌気がさしてイライラしてくるかもしれません。

でも、ドラクエ好きの僕からしたらレベル上げも楽しいコンテンツのひとつです。レベルが上がった時のことをイメージしてワクワクしながらレベル上げをしたりしてます。

なので学生時代なんかは寝る間も惜しんでレベル上げをしまくっているわけです。

決して誰かにやらされてるのではなく、自らレベル上げをしたいからひたすらやり続けているだけの話。根性を振り絞ってレベル上げをしているわけではないんです。

でもドラクエ興味ない人からしてみたら、睡眠時間を削ってレベル上げをするなんてのはしんどい作業ですよね。

寝ないでレベル上げをすることが「根性」というのならば、根性というのは振り絞って出すものではありません。

好きでやってる、楽しいからやってるうちに自然と湧き出ているものということです。

<継続するには根性がいる>

継続は力なりという言葉がありますが、何事も継続してこそ上達するし、結果もついてくるものです。

もちろんある程度のレベル以上へいくためには「ただ」継続しているだけではダメだけども、最低限継続することである程度のレベルにはなれます。

ペンジルバニア大学のアンジェラ・ダッグワース博士はこの継続していく(やり抜く力)のことを「GRIT」と名付けました。

GRITの頭文字は
Guts(度胸):困難なことに立ち向かう
Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
Initiative(自発性):自分で目標を見据える
Tenacity(執念):最後までやり遂げる
です。

この4つの要素を持ってる人はやり抜く力が強いということが研究の結果明らかになっています。

英語と日本語で若干ニュアンスは違うかとは思いますが、Gutsを「根性」と捉えるのならば、やり抜く力を高めるためには根性=内発的モチベーションが必要だということになりますね。

ダッグワース博士はGRITを育てる方法として下記の方法を提示しています。

①小さなチャレンジを重ねる
②クイックウィン(小さな成功体験)を積み上げる
③挑戦する事柄は変えてもよいとする
④グリットを持つ、持ちたい人がいる環境に身を置く
⑤短期だけでなく長期目標を視野に入れる

みなさんが今取り組んでいることのなかで、↑のようなことをするとしたらどういうことが出来そうですか??

ひとつひとつのことは決して難しいことではないし、不可能なことでもないですよね。

簡単な事だからこそ、意識しないと忘れてしまうし、結果が見えずらいから継続しづらいんです。

どれも大切なことではありますが、僕が特に重要だなと感じるのは④の環境です。

「偉大な選手になるためには、偉大なチームに入ること」と言われるくらい環境はめちゃくちゃ大事です。

特に意識して行動をしていることを、無意識に変えていくためには環境の力に優るものはないと感じます。

「根性!」というとなんか暑苦しいイメージがあるかと思いますが、あくまでも自分の内側から湧き出るものであって、鍛えるものだとか植え付けられるものではないということです。

だから周りの目を気にしすぎて〜とかだとなかなか湧き出るレベルまでにはならないかと思いますから、なりふり構わず好きなことに取り組むくらいになれると良いかなと思います!

<まとめ>

 根性というのは「内発的モチベーション」とも言い換えられる。内発的モチベーションというのは「好き」「楽しい」「うまくなりたい」というような自分の内側から湧き出るやる気のこと。

根性は無理やりやらされるものではなく、好きでやってる、楽しいからやってるうちに自然と湧き出ているもの。

やり抜く力を高めるためには根性(内発的モチベーション)が重要である。根性を作るキッカケとして環境の力は大きい。

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(5歳)と娘(1歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。

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