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子供の時の体験の在り方が大切

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子供の体験というのは大人にとっては未知の世界です!
大人も子供のころは同じような体験をしたはずなのに、もう記憶にはなくなっているというのは不思議ですね!
以前お話しした、子供の遊びについてのことですが、子供を走らせたり自由にさせることだけが教育や発育に良いということではありません。
もちろん大きくなるほどにルールも付いてきます。
そこで以前のnote(幼少期の遊びこそ人間力を高める根本!)の方で書かせていただいた、「しつけ」の在り方というのが大切になってきます。

在り方の大切さ!

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挑戦することが大切といわれる世の中になってきましたが、
子供のころに挑戦する機会を奪われてきた人が大人になっていきなり、そんなことを言われても


どうやって挑戦すればよいの?
何をしたらいいの?

と、どこから何をしたら良いのかわからない人が出てきます。

しつけや小さい時の自分の体験の‘在り方’によってこの辺りも、格段に変わってきます。
これは大人になって体験しても意味がないと考えています。

挑戦する人が持っている共通点!

挑戦することが良いというマインドが自然に動いて認識している人たちは
きっかけとして子供の時の

「楽しかった」
「うれしかった」
「感謝できた」
「感謝された」
「背中を押してくれる人がいた」
「やってみたら意外といけた」

などのこれらの体験の数が多かった人に多く共通点として見られると思います。
これがまさに体験の’在り方’になります。

これらの経験が少ない、あるいは遮断されたなどの経験が多い方は、大人になった際に、飛び込むことができずになってしまう傾向が強いように感じます。
もちろん出会う人でしっかりとしたマインドセットができて挑戦される人もいますが、根本的なところができていると自然とできてしまうと個人的には考えています。
そして挑戦する人は人のせいには絶対しません。
なぜかというと、自分で判断するすべを小さいころに信頼する大人から学んだからです。
もちろんそのあと出会う人によっても形成されていきますが、根本的なところは幼少期の在り方によって決まってくると思います。

大人は子供にいつも教えられてると思います。
ですが、これらの体験の場を与えるのは大人です。
時間が限られてる中で、子供の成功体験をつみあげるというのはとても大切になってきます。
特別なことは特にしなくても、そういう場は日常にたくさん作っていくことができます。

具体的に何をしていけばよいのか?

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答えは一つではありませんが、小さい時にしておいた方が良いことは沢山あります。

・子供としっかり向き合って触れ合う
・子供のやりたいということをまずやらせてあげる
・夢中になるようなものをみつける
・体全体で自然やモノに触れ体験させてあげる
・手や足をたくさん使った遊びをみつける

といったことです。
文面に書き出すと堅苦しいのですが、
実際子供たちがやってることはとてもシンプルです。

洗濯ものをかごから出す・入れる
ティッシュをすべて出す
財布のカードを出す
ペンをだして蓋をすべてあける
ペットボトルに水をいれる
コップに入ったものを大胆にこぼす
大人の使っているものを取って使う真似をする
手に取った物を投げて回収する
おもちゃをまとめる
ブロックをぶちまける
階段をやたらと登る
乗り物にはとりあえず乗る
手に取ったものをなげる
押す、引きずる
机からモノを落とす
かじる

などなど、他にもたくさんありますが、子供たちは普通にこんなことやっていませんか?
これらは、モノの硬さや距離感、大きさの把握、どのようにして使うのか?などを感覚で感じ取って毎日学習しています。
さらに手を使うことに関しては、いろんな動き(つかむ、はなす、なげる、しぼる、まぜる、結ぶ、拭く、たたむ、ほどくなど)をすることで、脳へ刺激を与え、動きの学習につなげていっているのです。
なので、これらの行動に対して、大人はどうしても怒ってしまったり、イライラしたりすると思いますが、実は子供はそこから学習、成長しているんだということを理解してもらえればと思います。
特に3歳までの子供たちは、大人のように何かを正しく識別して物事を行うようにはまだなっていません。
一般的には2歳から3歳は怪獣やおばけと揶揄されるほど、大人からしてみれば無茶苦茶です!

でもこの時期がとても大切なんです!
4歳5歳などになってきて、ある程度判別がついて何かをできるようになるのも、この辺りの体験による発育があってのことです。
子供にとっての学びの機会を遮断してしまうことで、未来に失われる要素が多くなるということですね。

小さいお子さんをお持ちの親御さんは一度、よーく観察して子供の動きを見てみてください。1週間で劇的に変わることもあります。

このように年齢で縛ることは、その子たちによっても発育が違うので難しいのですが、その前後の年齢であればやはり、’体験の在り方’というのを大切にしてあげることが大事だと考えます。

この時間は大人の2~3年間といった時間よりも、ものすごく濃度が濃い時間になるので、関わる大人は、いろんなことを体験させてあげることで、子供にとっての時間の‘在り方’というのが変わってくると思います。


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