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【お得情報!】無料サウナのご案内。

僕流の無料サウナの方法教えます。
それはサウナを使わないことです。サウナにお金をかけずともサウナはできます。
そもそもサウナってなんなんですかね。あーゆーあっつい部屋にこもって汗を流す環境のことをサウナというのか、熱さに耐えて爽快感を味わう一連の作業のことを指すのか。まあそこはおいといて、とにかくサウナっていうのは、熱さに耐えて耐えて耐え抜いた後にドアを開けてその先に広がる涼しさに包まれる時のあの開放感を味合うものです。水風呂に飛び込む理由を作るためのものです。他にも体から老廃物が汗と共に流れ出ていき身が浄化されている気分を味わえるという利点もあるかもしれません。まあこんなもんが老若男女問わず流行るんだから人間9割Mですよ。ドMですよ。

すみません。話が脱線しました。無料サウナの方法でしたね。まあこれは秋の終わりから春の始まりまで、寒い時期限定なのですが、ズバリ!厚着をして歩きまわったあとに、着ている上着を全部脱ぐことです!はいタダ〜。

これは僕がやってる方法なんですが、僕の通ってる大学には中庭があるんですよ。でね、芝生があって20セットぐらいテーブルと椅子があるんですが、ランチタイムかなんかはまあ賑わうんですよ。芝生の上ではみんなピクニックしています。まあ楽しそうだなと横目に見ながら僕は人混みが苦手なので、空いている教室で一人で細々とおにぎりを食べるんですよ。で、その中庭なんですが、12月の15時とかにやってくるとまあ閑散としていて誰もいない。静かで作業に集中しやすい格別な環境が出来上がっているんです。大学までは駅から歩いて10分くらいあれば着くのですが、僕は散歩が好きなのであえて遠回りをし、30分かけて通学しています。

今日もやっと正門に到着した時にはもう身体の表面にはうっすらと汗が浮かび、心までポカポカ。そりゃそうですよ、ヒートテック2枚に、セーター、コートを着ているのだから、、。脳みその中の僕は「早く服を脱いでさっさと涼みやがれこのやろう!」と叫んでいます。しかし、僕はもう一人の自分には負けません。必死に抗い、中庭を目指して歩き続けます。吹き付ける風は十分冷たいはずですが、灼熱の体を前には歯が立ちません。僕は歩き続けます。額にもうっすらと汗が浮かび上がってきています。そうして暑さに耐えて耐えてやっとの思いで中庭に到着した僕は口角をあげ、ニヤリと笑って見せました。中庭では黄色くなったイチョウの葉が舞うばかりで、人っこひとり見当たりません。閑散とした冬の風の中でテーブルと椅子達が寂しそうに佇んでいるだけです。心なしか早歩きになっていた僕は一番手前のテーブルの上にリュックを下ろし、勢いよくコートを脱ぎました。「あああああ、この開放感。この涼しさ。体を吹き抜ける風の冷きことよ。」ほてっていた体が一気に冷却されていくのを感じます。「これがみんながサウナに行く理由か、僕はそれを今、自然の中で感じられている」小さな優越感と、大きな爽快感が僕の心を余すことなく埋め尽くしています。これですよこれ、皆さん。これです。これ別に、大学の中庭である必要ないですし、通学の後である必要もない。散歩をした後に、上着をばさっと脱いで公園のブランコに揺られるのもアリ。なんでも良いんですよ。

体が冷えていくのを感じながら、静かな環境で作業ができるんです。
皆さんもやってみてください。無料サウナ、もうただただ最高です。

あ、大学生が3人きた。スマブラ始めた。え?こんな寒い中でスマブラ?え、大学でスマブラ?ツッコミどころ満載でしたが、彼らは彼らで楽しい中庭の使い方をしているのでしょう。でもまあ、スネークを使ってるあたり好感持てましたがね。
ああ、手が悴んできたので今日はこれにて。匆々。
かーえろっと。

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