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2024年4月時点でのこれまでとこれからと自己紹介

ご無沙汰しています。モリモトケンタです。
すっかり年度末を越えて、2024年4月になりました。noteも下書きにしたためた原稿はありつつも、機を逃してしまったものが多く、新年度に合わせて今の自分のことを少し書き連ねてみます。


社会人歴12年目、ソーシャルキャリア10年目

時間の流れはご多分に漏れず年々早くなるばかりで、気づいたら社会人12年目、ソーシャルキャリア(NPOや社会的な事業で仕事をすること)は10年目になりました。
10年前を思い返すと、東京五輪が決まる、決まらないの時期であったり、2020年を契機にという話もあったり、地域おこし協力隊もまだまだマイノリティだったり、地方創生という言葉もまだ使い古されていなかったりと、10年スパンで世の中を捉えなおしてみると社会の状況が随分と変わっているんだなと改めて思います。(ここはもっと語りたいことがあるかも)

ソーシャルキャリアという眼鏡を自然にかけている存在

2015年にNPO法人ETIC.とご縁があったところから、気づいたら今年で丸9年、10年目の2024年がやってきました。
当初はローカル系の部署に所属があったのですが、2017年の移住&独立のタイミングから経理のポジションに中心が移り、それ以来、事業型NPOの財務経理という特殊な環境で過ごさせていただいています。

特にここ数年ではティール組織の実践を目指して自主経営に取り組む組織の財務経理と束ねるという、営利法人ではともかくNPOでもあまりないような考え方をもって業務に取り組んできました。
またバックオフィス業務に加えて現場サイドの仕事(ローカルベンチャーの発掘・育成などを推進するチームの事務局(ミドルオフィス))にも関わらせていただいています。

10年目を迎える中で特に感じていることは、全社単位で数字を眺めることとや主に地域を中心とした社会課題を解決しうる取り組みの現場に触れることで、社会で起きている物ごとの捉え方やお金に対する価値観、何かを始めようとするときのエネルギー感など、独特な価値観<ソーシャルキャリアという眼鏡>をより明確に育てているんだなと感じています。

コーアクティブ・コーチングとの出会いからコーアクティブ・リーダーシップへ

2021年12月からは、当時お世話になったマイコーチからのご縁で、コーアクティブ・コーチングの学びの旅を始めています。
ソーシャル界隈の中ではCTIの学びを共にしている人も増えてきていて、私自身はこれまで自分なりにメンタリングなどで他者に関わる機会はある中で、それをより確かなものにしようと始めました。

2023年12月からは自らのリーダーシップ<在り方-being->をより一段高めるためにCTIジャパンが開催しているコーアクティブ・リーダーシッププログラムに参加しています。
エントリーのきっかけはたわいもない話なんですが、本当に直感で決めたようなもので、「もしいつか受けるなら、受けたい!と思う直感が降りてきたときだし、金銭的にも状況的にも冷静に考えると今が一番いいのかもしれない。」と、新たな旅をスタートしました。
この旅路はこれだけでもとても濃い体験なので、10ヶ月間のプログラムの全てを終えたときに改めて言葉を残したいと思います。

2024年4月時点の自己紹介

この4月に思うことは、漠然として幕開けした30歳当時からすると、残りの30代の時間を何に投じていくか?何者としてそこに立ち続けてみるか?という問いが怖くなくなって、仮置きでも自分なりのスタンスを示せるようになりました。

「今に無いものは無い。一方で在るものを無いものとして扱わない」
「逆に無いものを在るものとして思いこまない」

そんな言葉がリーダーシップの学びから残っていて、今自分が置かれている状況・状態を改めて受け入れてみたところから2024年の幕が開いていて、ここまで10年近く重ねてきたものは、これからも自分の大切な一部として扱おうと今の自分は決めています。

2024年4月現在のプロフィール
2023年に比べてお仕事のポートフォリオが少し整理されました

とはいえ、収入的にはライフステージが変わったことから背に腹は代えられない面もあり、新しい自分の軸線として、大企業向けの人材開発・研修事業のサービスを提供しているオープンワーキング株式会社に2023年4月から参画しています。サービスはイトーキ発の新規事業がスピンオフし、創業1年目にひょんなところからチームに関わるご縁をいただきました。

創業間もない会社ということもあり、これまで積み上げてきた立ち上げ期の会社のバックオフィス業務も担いつつ、これまでにない立ち回りとしてファーマー(コーチ)として研修現場に立つ機会にもチャレンジしています。

異なる2つの世界線をポートフォリオに組み入れる

これは本当に結果着地したところから出てきた表現で、意図的に狙ったわけではないのですが、異なる2つの世界線で仕事をしてみると、1つの世界で多面的に捉えようとしていたものが、ナチュラルに多面的に見えたり、平面から奥行も捉えやすくなったり、立ち回る中で自分でも不思議な感覚が生まれています。

ただこれに気づけたのは、自分に対する解像度が上がる体験から、どうやら自分のいる世界が周りと違う部分がありそうだ。という関わりがあって、その輪郭が見えてきたことが背景にあります。

更に試したいこと

これまでの体験や話を踏まえて、私が試したいことを表現してみると以下のようなことが浮かび上がっています。

「人と組織をエンパワーメントできる財務経理」
「数字を味方につけるコーチング」
「異なる世界線をつなぎ、斜め上にジャンプするコーディネーション」
「健やかさと自らの命を生き抜くを大切に」

つい苦手意識があると思われがちな「数字」をもっと自由自在に、より味方なものして扱えるようなスタンスを広げられれば、現場とバックオフィスはもっと仲良くなれるし、よりよいアウトプットも目指せる!ということを漠然と感じていました。
その漠然と感じていたことが、ここ数ヶ月のプロセスの中でどうやら大きくバズるようなものではないけど、着実に意味があるものではありそう。と根拠のない確信が沸いてきてきていて、これからアクションするする中での意図として握っていきたいです。

最後の「健やかさ~」は、これまでも握っていたもので、ここは本当にブレない信念のようなものなんだと認識を新たにしています。ゆえに、「自分の人生を通じてはたらくと生きるを楽しむ社会実験をしています」という表現としても現れていて、自分の実験結果を常々場に開いていくことも大事にしたいです。

一児の父としても

昨年生まれた長男がこの4月で無事に1歳を迎えることになりました。
2022年からの怒涛の変化は、良くも悪くも強制的にかつ時間の制約がある形で、時間の使い方や考え方を0から作り直すようなことに繋がりました。

特に父親という役割(ロール)は、イメトレはできたとて、いざ実際に子どもを目の前にすると、上手くいかないことも多くて、何も知らない、全く答えもないような問題に呆然としたり。でも生命力が満ち溢れる存在に逆に勇気づけられたりと日々後退と前進を繰り返しながら少しでも前に進めようとアクションを重ねています。

ただ自分ごとの世界の外側に違和感がある瞬間もあって、上手くいかないこともひっくるめた男性の子育て記と共に夫婦の子育て観のアップデートをライフワークとしてどこかで試していきたいうずきも生まれてきています。

試行錯誤を前提に

改めてこれまでとこれからと自己紹介を言葉にしてみると、1年前と全然違った質感で言葉が出てきて面白いなと感じています。

自分もついついやらかしがちなことでもあるのだけど、一発正解を狙えば狙うほどコケることが多くて、小さく生んで大きく育てるとはよく言ったもので、プロジェクトも小さいところから色々と試行錯誤して何事も上手くなっていくことが大事だなと。
一番のお手本でもある息子が目の前にいてくれることもそれを呼び起こしていて、ただ居ることだけでもありがたい存在だなと感じています。

この年1回の振り返りを兼ねた自己紹介のアップデートも数を重ねることで精度も上がっていくだろうし、新しいことにも億劫にならずに向き合うことを続けていきたいです。

改めてこの1年は、楽しいからステップを始める。そして自分の内側と相手の内側を引き出し合える関係性を育てることで、更に楽しく、より楽に、そして思いもよらないところにたどり着ける。そんなことも意識しながらチャレンジしていくので、ピンとくる、こないに限らず一緒に試してもらえたら嬉しく思います◎

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