地方で起業することの難しさ
ちょっとした備忘録までに記録。
日頃創業支援的な役割でお仕事もする中で、バーチャルオフィスやシェアオフィスが当たり前になりつつある都市部に対して、そうじゃないエリアで起業(登記)する時に心理面以上に環境面のハードルが高すぎることを痛感したここ数日。
特に若者×よそものという属性であれば尚更ハードルは上がる。
一方でハードルが上がる構造も避けがたい現実で、相対的に実績や信頼、経験が少ない若者に対して、取引をすることや不動産(事務所)を貸そうとすることにネガティブになることも仕方ないことだし、スタートアップのシード期のように何をやるかが固まってたい時期であれば尚更得体の知れないものは理解不能と捉えられたり、既得権益を脅かすものとして(誤って)捉えられたり仕方がないことなんだろうなと。
現状にまだ絶望はしていないけど、どこかで誰がハードルを下げない限りは刷新された取り組みが生まれる可能性は低いままで、結果として新陳代謝が起こらず老化(衰退)してしまう可能性が高くなる。
だからこそ、資金や実績がなくともまずはスタートラインに立てる環境を整えてあげることそのものに意味があるし、それが経済的に持続可能な形にしていかないといけない。
そして都市部と同じものはいらないけども、その場所だから効果的なことはあって、担っている役割の中では効果的な形にチューニングして環境を整えることは取り組みたい。
そして答えなんてない世の中だけど、現状に絶望せずに可能性を作ろうとする取り組みを応援できる人ではあり続けたい次第です。