Z世代の企画屋さんの「時間の企画術」
今回は、前回のnoteに引き続き、毎日をご機嫌に過ごすための「時間術」についてお伝えしたいと思います。
前回は、僕の1日のスケジュールをご紹介しながら、それぞれの時間帯に合わせたタスクの進め方や、ハッピーになれる時間の使い方の工夫について書きました。
今回のnoteのテーマは「時間の企画」。毎日やるべきタスクがてんこ盛りの僕が、時間を効率的に使うために大切にしている考え方について書きたいと思います。
時間は「企画」するもの
そもそも「時間を企画する」とはどういうことなのか。僕はZ世代の企画屋さんとしてさまざまなものを企画するという職業柄もあり、仕事のように「時間」も企画するべきものだと考えています。
たとえば、仮に社内で重要なプロジェクトを進めるとなったとき、しっかりとスケジュールを引いて、人員を確保し、限られたリソースのなかで最大限の価値を生み出す計画を立てますよね。
それなのに、なぜか自分の1日の時間の使い方はなんとなく気分に任せてしまいがち。
でも、何も考えずに取り組むと思った以上にタスク処理に時間がかかってゆとりを持てずに焦燥感を持って仕事に向き合うことになったり…。
だからこそ、やるべきことをキッチリやり遂げて、1日24時間を最高のものにするための「企画」を立ててみてほしいというのが僕からの提案です。
まずは朝、「1日の目標」の設定をする
時間を企画するうえで1番大事にしたいのが、1日の目標を定めることです。これから24時間をかけて自分が「何を実現したいか」を考えることで、目標が明確化していきます。
最初は大きな目標ではなく、「今日は仕事で新しいアイデアを1つ考えよう」とか「取引先との打ち合わせで積極的に発言しよう」といった小さな目標で大丈夫。
まずは朝に1日のスケジュールを確認しながら、その日に達成したいことを考える習慣をつけてみてください。
それができるようになったら、次はタスクごとに目標を決めてみるのもオススメです。
実際に僕も、クライアントとの打ち合わせや、社内メンバーとのミーティングをするときは、限られた時間のなかで相手にハッピーな結果をもたらすためにはどうしたらいいか考えるようにしています。
たとえば、「このミーティングで、新たな企画のアイデアが出たら相手に喜んでもらえるな」と考えて、目標を「アイデアを生み出すこと」に設定すれば、ミーティング中も意識的に目標に沿った会話ができます。
時間は有限だからこそ、どんどん効率化して、最大限の価値を作れるように工夫しています。
「ビックロックの法則」で時間の使い方を改める
皆さんは、「ビックロックの法則」をご存知ですか?
目の前に大きな壺があることをイメージしてみてください。
そこに、まずは大きな岩を入れられるだけ入れます。次に、小さな石を入れられるだけ入れます。その後、砂利を入れられるだけ入れ、さらに砂を入れられるだけ入れる。最後に水を入れられるだけ入れてみたとします。水を表面張力ギリギリまで入れて、いよいよ壺はいっぱいになりました。
では、次にそれらを一度すべて外に出し、先ほどとは逆の順番(水→砂→砂利→石→岩)で壺に戻してみます。すると、どうなるでしょうか。最初に入れた岩は、逆の順番に入れると壺には収まらなくなってしまうのです。
このお話からわかるのは、「物事には順序がある」ということ。
僕は時間を企画するときに、この「ビックロックの法則」を意識するようにしています。限りある24時間という壺のなかに、まず入れるべき重要なタスクは何なのかを考えることで、自然と優先順位を意識して行動できると思います。
「最近うまく時間を使えてない!」とお悩みの方は、ビックロックの法則をイメージしながら時間を企画してみてください。
特に、苦手なものは早く片付けること!笑
目標の達成は、「ご褒美」とセットで
とはいえ、せっかく時間を企画できても、実際にそれとはまったく違う行動や目的にそぐわない過ごし方をしてしまうこともあるはず。
そもそも、気が進まないタスクや日常生活のちょっとした面倒くさいことを計画通りにやり切るには、思ったよりもパワーが必要です。
そこで、ぜひやってみてほしいのが「目標達成」と「ご褒美」をセットで考えてみること。
「この企画書を作りおわったら、チョコを食べていい」など、手間のかかるタスクにご褒美をプラスしてみてください。
「このタスクを終わらせなきゃ」ではなく、「このタスクを終わらせたら、こんな楽しいことが待っている」と考えられるようになると、モチベーションが維持しやすくなります。
ただツラいタスクをこなすのではなく、ご褒美で自分のご機嫌を取る方法が分かれば、日常のちょっとしんどいこともハッピーに乗り越えられると思います!
時間の企画屋さんになれば、毎日をご機嫌に過ごせる
仕事とプライベートを両立し、どちらも充実させるには上手な時間の使い方を身につけることが不可欠です。
しかし、リモートワークが普及し、自宅で働けるようになると仕事と生活が混ざってしまい、ライフワークバランスを保つのが難しくなったという方もいると思います。
僕が代表を務める僕と私と株式会社は、メンバーの多くがリモート・フルフレックス制度を利用し、自由な場所で自由な時間に働いています。(勤務時間がない珍しい会社です!!)
自分らしく働ける環境のおかげで強みを活かせているメンバーがいる一方で、自分の時間をうまく管理できないという悩みもありました。
そこで弊社では、社内研修の一環として、今回紹介したような時間術についてもメンバーに学んでもらっています。
このnoteを読んでくださっている皆さんも、僕と同じ「Z世代の企画屋さん」ならぬ「時間の企画屋さん」になって、ハッピーに過ごせる1日を企画してみてください!
↓僕が経営するZ世代の企画会社「僕と私と株式会社」についてはこちらから
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僕と私と株式会社CEO
今瀧健登 (Kent Imataki)
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