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恐怖の国境、そしてハートヤイ

はい、こんばんはケンシロウです。

実は友人から最新のパソコンを半額以下で譲ってもらいましてな。今回は久しぶりにパソコンで更新する。いやぁ久しぶりのパソコン。一台持ってたノートパソコンがぶっ壊れてからというもの、ずっとスマートフォンでの更新だ。やはりパソコンは快適だな、ちなみにWindows10である。

しかーし、自称機械音痴を極める俺はすでに写真のアップロードでさえ苦戦しているというね。この先更新が思いやられる。でも頑張って更新していくから、皆さん今後もよろしく。


さて、前回はマレーシアからタイがまさかの入国拒否で終わり、不安ながらも突破口を模索している状態だった、筈だ。ランカーウィー島へ上陸し、マレーシア出国、そのままタイのサトゥーンにある国境を目指し、船に乗り込んだ、で終わったよね?あってるよね?最近コロナで記憶が鈍っている。記憶まで自粛を始めちゃったのか?

で、船を乗り無事にサトゥーンの入り口、すなわち憧れのタイ国境にたどり着いた。ここを超えさえすれば、日本に帰国できる。大いなる希望と、大きすぎる不安を抱えながら入国手続きへ向かう。長蛇の列だ。

そして我々をもう一つの不安が襲う。ここはタイ南部。タイ南部といえば、イスラム過激派組織がタイ政府と対立している地域で、治安も悪い。たびたびテロが勃発するくらいである。ということは、そんな場所にある国境の警備が万全でないわけがない。予想通り、入国手続きの後には、いかつい軍人による荷物検査がある。

さっき謎の理由で入国拒否された俺たちだぞ?怪しまれないはずがない、、俺はこの時生まれて初めて神様を信じたような気がする。人間が届かない力の域、つまり運に近い。神様、何の罪もない私たちをどうか、どうか、守って下せえ!

とかやってるうちに、入国手続きの列はどんどん縮まっていき、ついに俺の番が来た。小刻みに震える手でパスポートを手渡す。表情には出さなくとも、心の奥底で本気で叫びそうだった。

すると、、





トントンッ


ペタッッ


...お、え、今、ふつーにパスポートに入国スタンプが押された?ということは、、俺たちは無事に入国できたということか!

正直ひゃっほぉぉぉ、と叫びたかったが、薬物の売人と勘違いされかねない、ここでさらなるトラブルをため防止するため、全力で平常心を保つ。友人たちも無事に、なんなく入国した。

軍人さんたちの荷物検査もかなり普通に通してくれた、むしろ。日本人とわかると微笑みかけてくれる。さすがは、微笑みの国だ。荷物検査を終え、友人たちと飛び跳ねて喜んだ。

理不尽で意味不明な入国拒否から数時間後、奇跡的な大逆転劇だ。あのまま入国できずに路頭に迷う可能性だってあったかもしれない中、俺たちはこの幸運を引き寄せたのだ。マジで人生何があっても必ず道は開けるな、こう確信した。これも一種の人生経験だと思って今後に生かしていこうかな。

とりあえず、ここからハートヤイまで行き、そこで一泊することにした。タクシーの運ちゃんが声をかけてきたのでかなりタイミングもいい。正直サトゥーンは田舎で、あまり外国人も多くない。ホテルの保証はないので、ちょっと値は張るがタクシーで三時間の道を選んだ。

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タクシーで談笑しながら三時間、ハートヤイに到着。外は土砂降りのスコールで、タクシーを降りてから早速ジーパンが犠牲となった。最悪なことにタクシーを降りたハートヤイ駅からバックパッカー御用達アプリ、ブッキングドットコムで予約した格安ホテルは遠かったのだ。

俺らは馬鹿なので、雨の中全力ダッシュでホテルに向かい無事に到着。旅に犠牲はつきものだ、服には犠牲になってもらった。

上の写真はホテルの一室。三人部屋でとても広々としている。しかも、これで一人五百円くらいだぞ、素晴らしいと思う。

東南アジア旅行の際にはブッキングドットコムは必需品といっても過言ではない。一日前でも、当日でも格安のホテル、ゲストハウスが見つかる。機械に弱い私は現地で自力で探していたが、このアプリを知ってから二度としないと誓った。皆さんもコロナ騒動が落ち着いたらぜひ利用を勧める。

まぁこの時は去年の秋。コロナウイルスのコ、も知らなかったんだけどな。知らなくていいことを知ってしまったぜ…

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とりあえずひと段落ついたら空腹に襲われ、街へ赴く。雨も完全に止んだ。東南アジアのスコールは大体こんな感じだからな。ハートヤイは、前々くらいの記事でも書いたけど、華僑が多いイメージがある。ホテルや、商店は中国語が多いからだ。イスラム系が多いこの町が中華チックなのは少し不思議な感じがする。

上の写真の屋台も中華の屋台だ。中華料理はほぼはずれがない。ゲテモノでない限り、味は保証されている。


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腹いっぱいチャーハンと肉を食べ、パワーチャージ完了だ。今日は怒涛の一日過ぎて、言葉があまり出てこない。珍しく疲れてしまったのかもな。今回のことで分かったことは、人生何があるかわからないということ。今朝まで入国拒否されるなんて、全く想定外だった。しかし、それはまさかの現実となってしまった。俺たちが今タイで笑っていられるのは、絶望にあっても絶対にくじけずに行動し続けたからだろう。人生何があろうとも、希望を持っていれば必ず道は開ける。今回のことは、大変だったが、何か人生における大きな教養を得た気がした。まだまだ青二才の俺であるが、つらいときはこのことを思い出そうかな。

ちなみに東南アジアは結構理不尽なことで入国拒否されることが多くあるらしく、私以外にも入国拒否された人は多くいるみたいだ。審査官によっても拒否する人と、認める人がいるらしく、正直かなりガバガバというわけだ。コロナが落ち着いて、アジアでバックパックをする人は肝に銘じておいてほしい。

とりあえず、今日は眠いので寝るかな。


次回へ続く…

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