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旅RUNキュレーションVol.55(第39回カーター記念黒部名水マラソン)

※有料設定にしていますが、ほとんどタダで読めます。

大会名
第39回カーター記念黒部名水マラソン
https://www.gifu-marathon.jp/index.html
レース種類
フルマラソン(他にも10kmマラソンなどがあります)
参加費(エントリーフィー)
10,000円
開催日
2022年5月22日(日) (2DAY開催で、前日には5kmランなどが行われました)
開催場所
富山県黒部市

富山県は黒部のカーター記念黒部名水マラソンのフルマラソンの部に出場しました。2014年に同じ大会の10kmの部に出場したので実に8年ぶりの黒部のマラソン。
前日に飛行機で富山入り。お宿は黒部の隣駅の魚津にあるアパホテル。駅前にあるので便利です。

そして迎えた当日の朝。朝5時に起床しておにぎりで腹ごしらえ。あいの風とやま鉄道・魚津駅から5分で黒部へ。多くのランナーの方が移動しておりましたが、この時間はまだそれなりの人の出という感じ。

黒部駅からは会場へのバスが出ている。距離自体は近いので歩いて移動している人もいたが、僕はバスに乗せてもらった。並んでいる人が多かったが、そこは39回の歴史ある大会、この辺りの運営は洗練されており、どんどんバスはやってくるので心配無用。

会場到着。感染症騒動で2020年、2021年と休止に追い込まれた大会だが、会場内の「おかえりなさい」の文字にグッとくる。個人的には8年ぶりに戻ってきたという感覚と、感染症騒動を乗り越えて戻ってきたという二つの感覚だ。

本大会、抗原検査を求められる。その場で何かをするわけではなく、あらかじめ郵送されていたキットで各々が今朝の段階で唾液を染み込ませてチェック。そのキットをそのまま持参し、係の人に見てもらう方式。ここにたどり着いているということで僕はもちろん抗原検査陰性。なお、このキットは抗体検査も同時にできる仕組みらしく、そちらは抗体少ない(ほぼない)という検査結果だった。まだ感染していないのとワクチン未接種なのでこうなるわな(抗体検査の結果についてはつべこべ言われません)。

合わせて、健康管理チェックを提示。アプリで1週間分登録するか紙で誓約書的なものを書くかのいずれか。自分はアプリの結果を提示してOK。
入場した体育館が荷物置き場。有料で預かってくれるサービスもあったが並んだりするのは大変だったので荷物置き場の端っこのフェンスにワイヤーでくくりつけて対応。この辺は自己責任ですね。

身支度をしていざ。外に出ると8年前に見た懐かしい景色。天気もいい。そして黒部名水というだけあって名水が垂れ流しになっているコーナーがあり、自由に水を飲めます。

お手洗いを済ませ、早めにスタートゲートへ。東京マラソンのようにガツガツと前の方に並ぶ系の人は少なく、ブロックの先頭に問題なく並べた。今回はEブロックからの出発だ。

大会運営はもう感染症騒動前の状況に近い。ブラスバンドの演奏もあるし、DJのミュージックもある。
スタート前には大会ゲストの挨拶。Qさんこと高橋尚子さんに、柏原竜二さん、野尻あずささんなどなど。8年前もQさんに会えたな、またここで会えてよかった。
スタート3分前に「マスクをとってください」のアナウンス。「とっていい」ではなく「とってください」ってのいいね。そして午前9時に号砲。花火もぶち上がって盛り上がる。Night of Fireの音楽に乗っていざスタート! これまで自分はフルマラソンはほぼマラソンシーズン(10月から3月)にのみ走ってきたけど、5月に走るのは初挑戦!どうなることやら。

スタートしてしばらくはランナー渋滞。ちょっと混雑、1kmくらいでほぐれてくる。

のっけから太鼓の応援もあって、まさに元の世界だ。

だが、暑い。今日は結局夏日の天候になってしまった。薄曇りながらも太陽も照ってるぜ。この暑さなのでスピードが出ない、これは辛い出だし。給水所では意識して水を体にかけることにした。黒部の名水、冷たくて気持ちいい。
それでも辛い。10kmは53分もかかった、正直もうリタイヤしたい感覚。不安が過ぎる。

16km付近の給水所でおにぎりをもらった。酢飯で梅の味が強くて食べやすい。わかってる。

だが(これが原因かどうかは別にして)しばらくするとお腹がゴロゴロ言い出す。なんか、やばい。僕は走る前にはできるだけのお手洗いを済ませ、なおかつ正露丸を飲んで臨んでいるのだが、この対応が効かなかったか。ただでさえ出ないスピードなのに、刺激を与えると出てはダメなものが出てしまいそうな感じ。なのでめっちゃゆっくり走らざるを得ない状況。次の給水所までもつか、そもそも給水所にトイレはあるのか?心配で仕方ない状況。ハーフ通過が2時間超えたのって何年ぶりだろう。

22km地点くらいで応援してくださってる人たちの近くに喫茶店みたいなのを発見。一か八か応援している人に「トイレ借りてもいいですか?」と聞いてみる。回答は「いいよー。入って右にあるから!」と。神だった。助かった。恩にきます。タイムロスだがもうそれは仕方ない。

済ませるものを済ませるとちょっとだけスピードが上がった。でも暑いものは暑い。我慢のレース。
このレース、各所に私設・公設にかかわらずシャワーがあってありがたい。個人的には霧見たいのではなくもっとガッツリぶっかけてほしいのだが。名水シャワーってなんか贅沢ね。

31km地点では4時間半のペースメーカに抜かれてしまった。ここまで遅いのは自分史上でも珍しい。

35km地点の給水所にはなんとコーラ!これはありがたい。

そして終盤には富山湾の景色。ガスっててイマイチではあったけど、海沿いも走れちゃうのは嬉しい。

そして大詰め。今回はとにかくダメダメな走りだった。最後にスパートをかます元気もない状態。でも、10kmでリタイヤが頭をよぎりながらも42km走り切れてよかった。よく頑張った! フィニッシュ!タイムは4時間34分台。9年ぶりのサブ4.5逃し。だめだー。

ゴール後は黒部の名水で喉を癒し、参加賞の入ったバッグをいただく。中にはジミーカーター閣下のメダル。

体育館で着替えをして、再び会場へ。黒部名水マラソンはランナーに汁と鱒寿司をサービスしてくれる。汁はカニ汁か豚汁を選べるんだけど、8年前はカニ汁を頂いたので今回は豚汁!あっさりめの味付けですね。

そして帰りの準備。帰りもシャトルバスで黒部駅に送ってもらう。満席にならなくてもある程度の時間になったらバスを出してくれる方式、こういうのいいね。

黒部駅に到着したらちょうど電車の時間。だが、ホームにはランナーいっぱい。4時間半のゴールってちょうど人が増える時間帯なんだよなー。すし詰めで乗るのか、と思いきやなんと空いている席に座ることができた。超ラッキー。人は多いけど快適に富山駅に到着できたのでした。

多分9年ぶりに4時間半を割ってしまったのだが、楽しかった。39回の歴史にふさわしい大会の洗練度合い。Qさんや柏原さんが沿道応援してくれてとても励みになりました。
黒部の皆様、走らせてくれてありがとうございました。
2年3ヶ月ぶりに再始動した"フルマラソン"47都道府県制覇プロジェクトは29県目、富山県を制覇!残り18県です!

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