旅RUNキュレーションVol.38(次なる挑戦 -フルマラソン47都道府県制覇プロジェクト-)

僕は2012年2月に東京マラソン2012でランニング大会デビューした。
あれから8年。2020年2月16日に高知県の高知龍馬マラソンを完走した。これをもって、下記のルールで進めてきたランニング大会47都道府県制覇プロジェクトは完全制覇を達成した。

■目的

日本全国47都道府県で開かれるランニング・マラソン大会に一度以上参加し、各県を走りながら日本全国を楽しむ

■ルール
・参加者10人以上のランニング大会を実際に走ること
(個人的にその県を走るだけではダメ。何某の大会に参加し、規定の距離を大会のルールに基づいて完走すること)
(大会にエントリーするだけではダメで、制限時間内にルールを守って完走すること)
・1人あたり1.5km以上を走る大会であれば距離は問わない
(フル・ハーフ・10km…などいずれも可)
・個人戦・チーム戦は問わない
(自らが1.5km以上走れば、駅伝などのチーム戦でも可能)
・走ったコースが存在する県を制覇県と認定する
(受付・大会本部の所在地ではなく、走った場所を持って制覇とする)
(1県で1.5km以上走る必要はなく、複数県の通算コース距離が1.5km以上であれば認定)
・走ったコースが県をまたいでいた場合、コースに含まれるすべての県を制覇地とする
・2012年以降に出場した大会をカウント対象にする
・僕の気分によってルールは変えるかもしれない

■結果(初制覇した大会を記載)

北海道	第34回北方領土ノサップ岬マラソン	                21.0975km
青森県	第33回八戸うみねこマラソン全国大会                    	21.0975km
岩手県	第29回岩手山ろくファミリーマラソン	                21.0975km
宮城県	がんばろう東北! 第38回松島ハーフマラソン	        21.0975km
秋田県	第29回日本海メロンマラソン	                        10km
山形県	第14回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン	        21.0975km
福島県	第54回伊達ももの里マラソン	                        10km
茨城県	第62回勝田全国マラソン	                        10km
栃木県	第5回渡良瀬遊水地ハーフマラソン        	        21.0975km
群馬県	第5回渡良瀬遊水地ハーフマラソン	                21.0975km
埼玉県	柴又100K ~東京⇔埼玉⇔茨城の道~	                100km
千葉県	グルメランin千葉・海浜幕張公園	                10km
東京都	東京マラソン2012	                                42.195km
神奈川県	RUN FOR AFRICA 2013	                        1.5キロ周回(19.25km)
新潟県	2015第14回越後湯沢秋桜ハーフマラソン	                21.0975km
富山県	第31回カーター記念黒部名水マラソン	                10km
石川県	金沢マラソン2017	                                42.195km
福井県	2016恐竜王国さくらマラソン            	        21.0975km
山梨県	第29回山梨市巨峰の丘マラソン大会	                10km
長野県	第16回野辺山ショートマラソン	                        10km
岐阜県	第4回高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン	                3km
静岡県	富士マラソンフェスタ2014 in FUJI SPEEDWAY	        21.0975km
愛知県	名古屋シティマラソン2016	                        21.0975km
三重県	2019中日三重お伊勢さんマラソン	                21.0975km
滋賀県	第40回余呉湖健康マラソン	                        14km
京都府	京都マラソン2018	                                42.195km
大阪府	第4回大阪マラソン	                                42.195km
兵庫県	第7回神戸マラソン	                                42.195km
奈良県	奈良マラソン2016	                                42.195km
和歌山県	2019有田みかん海道マラソン	                        10km
鳥取県	鳥取マラソン2017	                                42.195km
島根県	国宝松江城マラソン2019	                        42.195km
岡山県	第18回べいふぁーむ笠岡マラソン大会                	21.0975km
広島県	第36回ふくやまマラソン	                        21.0975km
山口県	明治維新150年記念 下関海響マラソン2018	        42.195km
徳島県	とくしまマラソン2017	                        42.195km
香川県	第70回記念香川丸亀国際ハーフマラソン大会	        21.0975km
愛媛県	第56回愛媛マラソン	                                42.195km
高知県	高知龍馬マラソン2020	                        42.195km
福岡県	北九州マラソン2015                            	42.195km
佐賀県	さが桜マラソン2018	                                42.195km
長崎県	第22回国境マラソンIN対馬	                        21.0975km
熊本県	熊本城マラソン2019	                                42.195km
大分県	諭吉の里「なかつ」 第36回ハーフマラソン・ウォーキング大会	21.0975km
宮崎県	青島太平洋マラソン2017	                        42.195km
鹿児島県	第28回ヨロンマラソン2019	                        42.195km
沖縄県	第14回石垣島マラソン	                        42.195km

これで僕のランライフは最終回。

そして今週、第2章をスタートするつもりだった。スタートするつもりだったのだが、コロナのあんちきしょうのせいでスタートできなかった・・・・。

だが、スタートするつもりだったので、何をスタートするのか宣言だけはしておきたい。

ズバリ、フルマラソン47都道府県制覇プロジェクト をスタートしたい。
これまでは「ランニング大会」としての制覇プロジェクトであった。1.5km以上の距離を完走すればその県を制覇したことになるルール。
だが、これはマラソンの制覇ではない。やっぱりランニングの醍醐味はフルマラソン。ぜひフルマラソンで47都道府県を制覇したい。

じゃあ最初からそれでやれよという話でもあったのだが、当時二の足を踏んだのは「フルマラソン大会って47都道府県全部で開催されているわけではない」という課題だ。達成不可能なことはチャレンジする気にはなれなかった。

翻って8年経った今はどうか? 実はまだ47都道府県全県でのフルマラソン大会は開催されていない。福井県にフルマラソン大会がないのだ。でも、福井県でも数年後にフルマラソン大会を開こうという動きがある(福井新聞リンク)そうで、近い未来においては全ての県でフルマラソンが走れるようになるのかもしれない。
一方で、マラソン大会は淘汰される時代になってきている。関東圏でも今年はさいたま国際マラソンの中止が発表された。大田原マラソンもしばらく休止(下野新聞リンク)だ。今のうちから走れるところは走って実績を集めておかないと、47都道府県のフルマラソン制覇は夢に終わる。
また、これは現段階でもそうなのだが、自然災害が起こったり、変な病気が流行ったりで、大会が突然中止になることだって想定される。

ということで第2章はフルマラソン47都道府県制覇プロジェクト。これに決まり。走れるときにどんどん走る。
ルールも策定してみた。

第2章 フルマラソン47都道府県制覇プロジェクト

■目的
日本全国47都道府県で開かれるフルマラソン大会にそれぞれ一度以上完走する

■ルール
・広く大会を呼びかけられた参加者3人以上のマラソン大会のフルマラソン・42.195kmの部に参加し、大会のルールに基づいて制限時間内に完走すること
(「広く大会を呼びかけられた参加者3人以上」は日本陸連の基準に沿っている)
・個人戦のみを対象とし、一人で42.195kmを完走すること
・陸連などの公認コースである必要はなく、その大会が「フルマラソン」もしくは「42.195km」と認めていること
・「フルマラソン」もしくは「42.195km」より短い距離としてアナウンスされているレース、例えば「ハーフマラソン」や「10kmマラソン」などは制覇記録には含めない。また、「フルマラソン」もしくは「42.195km」より長い距離としてアナウンスされているレース、例えば「43km」や「50km」や「100km」などのウルトラマラソンも同様に、制覇記録には含めない。
・距離計測等のミスなどで大会直前直後(概ね数日以内に)大会主催者がコースの距離不足を認めた場合は、プロジェクト挑戦者のGPSウォッチ等でスタート地点からゴール地点にかけて計測した距離が42.195kmを超えていればフルマラソン完走と認定する
・距離計測等のミスなどで大会直前直後(概ね数日以内に)大会主催者がコースの距離超過を認めた場合でもフルマラソン完走と認定する
・走ったコースが複数の都道府県をまたいでいた場合、フィニッシュ地点の属する都道府県を制覇地とする
・生涯に出場した全大会のうち、上記を満たしたものをカウント対象にする
・世の中の変化に伴ってルール変更の可能性を含んでいる

ルールのポイントは、まずウルトラマラソンを対象にしないことにした。ウルトラマラソンを対象にすれば現時点でも制覇できるだけの大会が47都道府県すべてにあるはずで、世の中の制覇目標ランナーはウルトラマラソンを利用していたりもする。だが、今回はあくまでもフルマラソン。42.195kmはいつも新たな自分を見つけてくれるから。これに拘りたい。
次に、大会主催者による距離ミスは寛容に取り扱うことにした。思い出深いのは横浜マラソン2015、この時は大会の直後に数百メートルの距離不足が判明した。だが、こういった場合フルマラソン走っていないとして捨ててよいのだろうかという疑問がある。特に大型大会はでかいコースを蛇行したりして実際には数百メートル多く走っていることも常。よって、こういった場合の救済策も明示した。また、公認コースにはこだわらない。こだわっていると達成できないし。
また、ランニング大会制覇の時と変えたのは、制覇県の考え方。前回は県またぎは全ての県を制覇県と認めた(栃木県と群馬県の初制覇大会はいずれも「第5回渡良瀬遊水地ハーフマラソン」だ)が、今回はフィニッシュ地点の属する県のみを制覇県とすることにした。よってちゃんと47都道府県を1回ずつ、すなわち47回以上のフルマラソンを走る必要がある。

最後に「生涯に出場した全大会」を対象にするため、一からのスタートにはならない。過去走った実績も含める。もう1回九州全県回るのは金銭的に流石にごめん。
そのため、下記の通り28県については達成済。前回の制覇プロジェクトの時、途中から将来を見据え出したため、九州・近畿・中国・四国あたりについては全制覇も近い。あと、旅費に比較的金のかからない関東も栃木県を残すだけだ。

■フルマラソン初制覇大会(N/Aは未制覇県)

<北海道東北ブロック>
北海道	第2回日本最北端わっかない平和マラソン
青森県	#N/A
岩手県	#N/A
宮城県	東北・みやぎ復興マラソン2018
秋田県	#N/A
山形県	#N/A
福島県	#N/A

<関東ブロック>
茨城県	第68回勝田全国マラソン
栃木県	#N/A
群馬県	第29回ぐんまマラソン
埼玉県	第4回さいたま国際マラソン
千葉県	ちばアクアラインマラソン2016
東京都	東京マラソン2012
神奈川県	第8回湘南国際マラソン

<北陸ブロック>
新潟県	#N/A
富山県	#N/A
石川県	金沢マラソン2017
福井県	#N/A

<東海甲信ブロック>
山梨県	第4回富士山マラソン
長野県	#N/A
岐阜県	#N/A
静岡県	静岡マラソン2019
愛知県	#N/A
三重県	#N/A

<近畿ブロック>
滋賀県	#N/A
京都府	京都マラソン2018
大阪府	第4回大阪マラソン
兵庫県	第7回神戸マラソン
奈良県	奈良マラソン2016
和歌山県	#N/A

<中国ブロック>
鳥取県	鳥取マラソン2017
島根県	国宝松江城マラソン2019
岡山県	第1回おかやまマラソン
広島県	#N/A
山口県	明治維新150年記念 下関海響マラソン2018

<四国ブロック>
徳島県	とくしまマラソン2017
香川県	#N/A
愛媛県	第56回愛媛マラソン
高知県	高知龍馬マラソン2020

<九州沖縄ブロック>
福岡県	北九州マラソン2015
佐賀県	さが桜マラソン2018
長崎県	#N/A
熊本県	熊本城マラソン2019
大分県	#N/A
宮崎県	青島太平洋マラソン2017
鹿児島県	第28回ヨロンマラソン2019
沖縄県	第14回石垣島マラソン

ということで、頑張ってみようと思う。
COVID-19で多くのフルマラソン大会が中止になるという逆境の中、第2章のプロジェクトスタートします!

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