アイディアがなかなか浮かばないときにやること
先週は考える系の仕事が多めだったんですけど、思った以上に思考が進みませんでした。
このままズルズルといくとまずいので、アイディアを出すための方法みたいなのを整理して、来週に控えたいと思います。
基本的にはこれの要約です。
言葉によるフレーミング
1. なぜ?
2. もし○○だったら?
3. どうすれば?
例えば、激辛ポテトチップスの売上が急激に下がったとする。
なぜ激辛ポテトチップスは売れないのか?
なぜうすしお味は売れるのか?
なぜ激辛ポテトチップスを買う人がいるのか?
といった感じでとにかくいろんな「なぜ?」をリストアップする。
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次に考えるのは、「もし○○だったら?」
もし売れない問題を放置したらどうなるだろう?
もし季節が変わったとしたら売れるだろうか?
もし陳列棚を変えたとしたら売れるだろうか?
こんな感じで、先ほどの「なぜ?」のようにどんどんリストアップしていく。
リストアップする際のポイントとしては、どんなに些細なことでもいいから、とにかく手を止めることなく書いていくこと。ここでは書くことに意味がある。
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最後に考えるのは、「どうすれば?」
激辛ポテトチップスを買いたいと思わせるにはどうすればいいだろうか?
激辛ポテトチップがどうしても必要だと思わせるにはどうすればいいだろうか?
激辛ポテトチップスがお酒のおともになると思わせるにはどうすればいいだろうか?
こうやってじっくりと問題に対して向き合うことで、結論を急ぎすぎないことにも対応することができる。
急いで出した結論というのはだいたいがしょぼい。
同じような答えを出さないために
数年仕事をしていると、同じような企画に携わることも当然ある。そうなった場合、ひとは知らず知らずのうちに以前と同じようなアイディアを出してしまう。
それも、自分がまったく気づかないうちに。
これの対処法として、正反対の世界を考えるというのがある。
例えばサーカスに必要な条件として以下のようなものが思い浮かぶ。
道化師がいる
客引きがいる
多数のテントが張られている
陽気な音楽が流れている
動物がいる
チケットが安い
子供の目を重視している
じゃあ、これの正反対の世界は?
道化師がいない
客引きがいない
テントはひとつだけ
静かな音楽が流れている
動物がいない
チケットが高い
大人の目を重視している
シルクドソレイユをイメージしたひとは正解です。
このように正反対の世界をイメージすることで、自分の頭の中にある固定化されたアイディアから脱出することができます。
そしてそれは大きな価値をうむ可能性がある。
考えすぎてしまったら...
急いで結論を出すのはよくないという話をしたばかりだが、考えすぎて、結論が全然出ない....なんてことも当然ある。
そのときのまずやらなければいけないことは、「仮説の見直し」である。
問題解決の糸口はここにあるだろうと、最初に予測したその仮説自体に誤りがある可能性がある。
で、だ。
多くのひとはこの仮説を見直すのだが、実はこれだけではだめで、この先を考える必要がある。
それは、
誤りがあってはならない仮説の中で、誤っている可能性がもっとも高いものはどれか?
を考えること。仮説もピンポイントで見直さない限り、考えすぎの迷路から脱出することはできない。
以上。
良かったら、参考にしてみてください。
<<<本日の一曲>>>
<<<本日の一枚>>>
昼寝から起きて5秒後。
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