【生活の質アップ🌈】資産所得倍増プラン実現に肝心な金融リテラシーの向上:日経新聞解説📰 2023/07/10
日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖
長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!
国民の金融リテラシー向上が欠かせない(社説)
記事に対するコメント📝
岸田政権は2022年11月、新しい
資本主義実現会議にて「資産所得倍増プラン」が策定されました📝
その趣旨は、投資しやすい環境整備を行って、家計の金融資産約2,000兆円の半分以上を占める現預金を「投資」に向けることにあります🥺
「資産所得倍増プラン」は7つの柱から構成されているそうです
その第一の柱として、2023年3月に成立したNISAの抜本的拡充策が挙げられます💖
2024年から新制度に移行し、5年間で
総口座数を現在の1,700万から3,400万へ
買付額を現在の28兆円から56兆円へと
それぞれ倍増を目指しているとのことです🧐
今後iDeCo制度の改革、中立的なアドバイザーの仕組みの導入、金融経済・資産形成教育の充実なども検討されているそうですね
なぜ、貯蓄から投資へなのか?:経済理論解説
ここで、一国閉鎖経済におけるマクロ経済国民所得勘定式を考えてみましょう
$$
Y: Gross Domestic Income\\
C: Consumption\\
G: Government Expenditure\\
T: Tax \\
I: Investment\\
S_i: Savings (N,P,G)
$$
なお、閉鎖経済ですので、一旦
純輸出(NEX)=0として、考えてます
また国民貯蓄(National Savings)の定義は
以下の通りです📝
$$
GDI = Y = C + I + G …(1) \\ \\
Saving: S_{Natioanl}= Y - C -G
$$
ここから、民間貯蓄(Private Savings)と
政府貯蓄(Government Savings)に分解して考えて行きましょう
$$
S_{private}= Y - C - T \\ \\
S_{government} = T - G
$$
すると、先程の国民所得勘定式は
以下のように書き換えることができるのです
$$
S_N = S_P + S_G\\ \\
S_N = Y - C - T + T - G \\⇒
S_N = Y - C - G …(2)
$$
(2)式を得ることができましたが
今一度、(1)式をご確認ください
この(2)式は、あくまで
国民所得勘定式の左辺であることに過ぎません
要するに、結論としてこれが
投資Iに等しくなるのです
$$
S_N = Y - C - G = I \\ \\
⇒S_N = I …(3)
$$
このような(3)式を得る事ができましたね
この式のインプリケーションは
国民貯蓄=投資なのです
閉鎖的マクロ経済におけるISバランス恒等式を導出することができました
マクロ経済学の基本的な国民所得勘定式
という考えを用いれば、貯蓄から投資へと
いう流れのスタート地点を理解することが
できたのではないでしょうか??
この貯蓄が投資へと回っていけば
動学的な経済モデルにおいて資本蓄積が
促進されますから、それがまた経済成長に
繋がるという考えまで発展させることができるようになるのです💖
本日の解説は、以上とします
金融リテラシーを向上させることは
貯蓄から投資への動きにしっかり対応できる
ような自分になれるだけではなく
金融トラブルなどから身を守るという武器にも繋がるのです👍
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