見出し画像

【輸出通関とAEO制度🌟】近年、導入されているセキュリティ管理を確保するためのAEO制度について⛵:貿易実務検定C級対策 No.67

今回は「輸出通関とAEO制度」という
テーマについてアウトプットします👍

具体的な内容として
・AEO制度の概要
・特定輸出申告
・特定委託輸出申告
・特定製造貨物輸出申告

などの内容について
一緒に学習できたらと思います💖


貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

私が挑戦する貿易実務検定®
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。

実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう


私も2024年4月から商社へ勤務する予定ですので
貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!

そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたい
と思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥

最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

輸出通関とAEO制度💎

前回は、通常の輸出通関の方法を
勉強しましたが、今回は近年、通関に
導入されている「AEO制度」について
一緒に学習していこうと思います💚

AEO制度とは、貨物のセキュリティー管理と
コンプライアンス(法令遵守)の体制が
整備された事業者として、財務省の認定を
受けた企業が、税関手続きの簡素化・迅速化等
のメリットを得ることができる制度
です。

2001年9月11日の米国における
同時多発テロを契機にセキュリティに
対する取組が各国でも始まり米国では
C-TPATやCSI (Container Security Initiatives)
などの制度が導入されました。
 
欧州委員会(EU)においては2006年12月に
EU関税法施行規則を改正し
貨物のセキュリティ面のコンプライアンスに
優れた輸出入者等(Authorized Economic Operator)
に税関手続に関する優遇措置を与える制度を導入しました。

2008年1月1日にはAEO制度が発効することとなり
さらに2009年7月1日より、あらゆる事業者には
EUの関税領域を出入りする貨物の情報の事前提出が
義務付けられますが、AEO認可企業については
その際の手続きが簡素化されることとなります。
当社欧州現地法人も多くの法人で取得完了しております。

出所サイト

AEO制度により、リスクの低い荷主と
それ以外の荷主等を区別し
前者(低リスク荷主)に対しては
検査率を低くし、そうでない者への
検査を重点的に行うことができます。

加えて、このAEO制度を各国相互間で
認識し合うことによって、より効率的な
サプライチェーン・マネジメントが
できるようになるというのです🌎

特定輸出申告🌏

メーカーなど輸出者の申請にもとづき
税関長が、コンプライアンスの側面
およびセキュリティ管理の側面から
審査を行い「特定輸出者」として承認する
という制度が、関税法で定められています。

なお特定輸出者の承認を受けた場合
輸出しようとする貨物を保税地域に
入れることを要せず、輸出者の工場や
倉庫で、輸出申告から輸出許可を受ける
までの手続きができる
というのです🔖

さらに輸出許可された貨物を
コンテナ・ターミナルなどに運ぶ場合も
保税地域への手続きは不要
となります。
このことを「特定輸出申告」というのです。

それでは、シンプルな例として
以下の図を確認ください👍

出所サイト

特定委託輸出申告

コンプライアンスの側面および
セキュリティ管理の側面から税関が
審査し、認定した通関業者のことを
「認定通関業者」と言います。

輸出者が認定通関業者に輸出通関を委託
した場合、この輸出者のことを
「特定委託輸出者」といいます🔖
そして、保税地域に貨物を搬入ぜずとも
輸出者の工場や倉庫などで輸出申告から
輸出許可を受けるまでの手続きが可能です。

また、輸出許可を受けた貨物を
コンテナ・ターミナル等に保税運送する際
税関の承認を受けた特定保税運送者に委託
した場合には、保税運送の承認は不要です。
これがが「特定委託輸出申告」です。

総じて、特定委託輸出申告制度
認定通関業者による通関手続と
特定保税運送者による貨物運送により
適正な貨物管理等の確保が可能となるため
両者により取り扱われることを前提に
保税地域等に貨物を搬入することなく
輸出の許可を受けることが可能となる
という制度であると覚えておきましょう🔖

特定製造貨物輸出申告

特定輸出申告は、メーカー等が
特定輸出者の認定を受けて、自らが
輸出することを前提としていました。

その一方で、メーカー自身では輸出せず
商社等の他の者に輸出させる場合を
想定しているのが「特定製造貨物輸出申告」

という申告制度になります👀

この場合、メーカーが税関の認定を受けて
「認定製造者」になると、そのメーカーの
製造した貨物(特定製造貨物)を輸出する
他の「特定製造貨物輸出者」
認定製造者(メーカー)の管理の下
貨物を保税地域に搬入することなく
メーカーや自社の倉庫などに置いたまま
輸出申告を行い、許可まで受けられます👏
なお、保税運送についての承認も不要です💗

本日の解説はここまでとします💖
AEO制度をはじめとする
特定輸出申告
特定委託輸出申告
特定製造貨物輸出申告

という制度について
ご理解いただけたでしょうか?

次回は「保税地域(bonded area)」
ついて、アウトプットしていきます🔥

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にも繋がりますので
勉強するモチベーションが
より一層高まりますね✨       

おすすめマガジンのご紹介🔔


今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

お気軽にコメント、スキ&記事の共有
そして私のアカウントをフォローして
いただけると大変嬉しく思います✨

今後とも何卒よろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?