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【現金の範囲はどこまで?】基礎を徹底し、適切な会計ルールに準じて、正しく仕訳できるかどうかが大切:エッセンシャル会計学 No.10

今回は、エッセンシャル会計学:現金の範囲について解説します

会計では、どのようなものが「現金💴」として処理されるのでしょうか?

会計力を高めるためには、簿記の基礎知識、仕訳のルールを徹底的に覚えていくことが大切ですので、しっかり意識して取り組んでいきたいです💗


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

現金預金の会計処理💴

簿記では、お金ではないものを現金として扱うことが多いです
そのため、私たちが現金の範囲、すなわち何が現金に該当するのか?ということを理解しておく必要があります

現金の範囲

簡潔に述べると簿記では、通貨だけでなく通貨代用証券も現金として扱います📝

なお、通貨代用証券は、金融機関に持っていくとその場ですぐに換金してもらえる証券のことです

簿記3級レベルでは、通貨代用証券として、他人振出の小切手、送金小切手、郵便為替証書が登場したのではないでしょうか?

私が取得を目指す簿記2級レベルでは、「配当金領収証」と「利払日の到来した公社債の利札」も加わります📝

配当金領収証とは、受け取った配当金を換金できる証券であり、利払日の到来した公社債の利札とはクーポン利息を換金できる証券になります

現金の範囲に対する例題を見てみましょう
例題1)
決算日(X3年3月31日)となったため、決算整理手続きを行う。そこで、次の記載に基づいて、現金に関する決算整理仕訳を示し、当期の財務諸表を作成しなさい。
1:決算整理前残高試算表
借方残高:100,000 現金
2:金庫の調査内容(帳簿残高との差異は原因不明とである)
紙幣硬貨:45,000円
送金小切手:15,000円
配当金領収書:30,000円
郵便切手:5,000円

<解答>
(借)雑損 10,000 (貸)現金 10,000
B/S X3年3月31日
(借)現金 90,000
P/L  X2年4月1日~X3年3月31日
(借)雑損:10,000 

なお、この問題に対する解答の算定順序は以下の通りです
➀現金実査額の選定
紙幣硬貨45,000+送金小切手15,000+配当金領収書30,000=90,000
ここで、ポイントを挙げるとすると、郵便切手は通貨代用証券ではないため、現金実査額には含まれないということです

②決算仕訳整理
雑損:実査額90,000-前T/B現金100,000=△10,000
③貸借対照表計上額
現金:前T/B100,000-決算整理10,000=90,000
すなわち、現金実査額90,000が貸借対照表計上額となります

なお、郵便切手の決算整理ですが
(借)貯蔵品:5,000 (貸)通信費:5,000
また、期中の郵便切手の購入時に
(借)通信費:5,000 (貸)現金など:5,000
の仕訳を行っているため、決算仕訳整理において未使用分があるのであれば、「貯蔵品」勘定に振り替えます

最後に、本稿のポイントを整理しておきましょう
➀現金の範囲は、通貨+通貨代用証券であること
②通貨代用証券に該当するものは、他人振出の小切手、送金小切手、郵便為替証書、配当金領収証、  利払日の到来した公社債の利札であること

本日の解説はここまでとします💖

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお参考資料は以下の通りです

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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