欅坂46平手友理奈と秋元康の関係性に関する妄想②

前回のつづき

先週は「平手ちゃん、ちょっと前は普通に可愛いアイドルだったよね。」というところまで書きました。今日はそんな平手ちゃんが自分の書いた曲のせいで完全に闇落ちし、さすがにこのママじゃやばいと思った秋元康が、その後、様々な曲を通して平手ちゃんが完全に逝ってしまわないように奮闘するお話しを書きます。

平手友梨奈さんの憑依体質について

ステージ上で圧倒的なパフォーマンスを見せる平手友梨奈さんはよく「憑依型」と言われます。「憑依型ってなに?」という感じですが、世界観に入り込みやすい人、とてもとても集中力の高い人、みたいな感じでしょうか。
よく俳優さんが「撮影期間中ずっと役が抜けなくて困った。」みたいな話をしますが、ある役柄を演じる際に、その役柄になりきろうとするあまり、普段の生活でもその役柄がでてきしてしまう事があるみたいです。

平手さんが初主演という事で話題になった映画「響」。私は原作が好きなので観てきたのですが、平手さんは物語の主人公「響」そのもので本当に驚きました。アイドルが初めて演技をするとなると、普通は演技している感が強すぎて見てられない、という場合が多いですが、この映画を観ている時はそういった感覚が一切ありませんでした。

というか、平手さんが「演技をしている」と感じる瞬間が一度も無かった。ずっと物語の中の「響」そのもの。映画を観終わって帰る際に、憑依型ってこういう事かぁ… と驚きながら帰ったのを良く覚えています。

憑依体質については、平手さん自身も響の宣伝で出演したバラエティ番組で「ステージにいる時の事をよく覚えていない事がある。」と話していましたが、世界観に入り込む体質なので、ときどき「私」がどこかにいってしまう事があるということなんでしょうか。

不協和音が平手友梨奈に与えた影響

不協和音について書く前に、ちょっと欅坂46のシングル曲をデビューから振り返ってみます。

1, サイレントマジョリティー
→アイドルグループのデビュー曲らしくない曲調、歌詞で話題になったデビューシングル。この曲のヒットが「欅坂46=反抗心」みたいなイメージを作り上げました。
2, 世界には愛しかない
→サイレントマジョリティの世界観を若干引き継ぎつつも、曲調、世界観共にだいぶ爽やかでアイドルグループ感のある曲ですね。
3, 二人セゾン
→世界には愛しかないより更に恋愛の方に振った曲という感じでしょうか。反抗とかそんな感じ全然無いですね。世界には愛しかないより閉鎖的で思春期特有の閉じられた世界の美しさが描かれている様に感じます。

こうやって振り返ってみると、1曲目のサイレントマジョリティがちょっと特殊なだけで、2曲目、3曲目は乃木坂46が歌っても違和感のない、美少女アイドルグループ感のある曲です。この頃までは平手さんもちゃんと可愛いアイドルをしていました。前回の記事にも貼りましたが、この頃ですね。

そして、4曲目で平手さんを一気に暗黒面へと引きずり込む不協和音がやってきます。「僕は嫌だ!」で有名なアレ。

4, 不協和音

僕は嫌だ

不協和音で
既成概念を壊せ
みんな揃って
同じ意見だけではおかしいだろう
意思を貫け!
ここで主張を曲げたら生きてる価値ない
欺(あざむ)きたいなら
僕を抹殺してから行け!

不協和音を
僕は恐れたりしない
嫌われたって
僕には僕の正義があるんだ
殴ればいいさ
一度妥協したら死んだも同然
支配したいなら
僕を倒してから行けよ!

改めて歌詞だけみるとよけい物騒ですね。。
日本でトップクラスに売れている美少女アイドルグループが「僕を抹殺してから行け!」なんて歌っていて、それが大ヒットしているんだから社会的にもなかなか異様な状況だと思います。

不協和音がリリースされたのが2017年の4月。

リリース後に行われた全国ツアーでは、平手さんがライブ途中で退席したり、名古屋でのコンサートを欠席したりと、かなり体調(メンタルも含め)を崩している様子でした。

平手さんは雑誌の取材で「不協和音は命を削る曲」と話したそうですが、実際ライブでの様子を見ると、憑依体質である平手さんには、不協和音の世界観に入り込むのはかなり危ない事のようです。

https://rockinon.com/interview/detail/168755
初めてメンバーに本音を言いました。「表現ができない」って。「だから助けてほしい」って。すごい勇気がいったけど。そしたらすごいみんなが助けてくれた。初めて本音を言ったツアーでした。何回かメンバーが楽屋に来て「平手と話したい」って言ってくれて、そこで正直に話したし、「できない」って。

雑誌のインタビューではこんな事も話していますね。メンタルボロボロ。
不協和音の世界観の表現が頂点に達したアリーナツアーファイナルではこんな状態に。

あの可愛かった平手ちゃんはどこへ…?

このシリーズ誰も読んでないと思うんですが、次週、自分が作った不協和音のせいで完全に闇落ちした平手友梨奈さんをなんとか助けようとする秋元康の奮闘について書いてきます。次週で完結するはず。

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