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アラフォーおじさん。日々の考え事。

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最近の記事

サーフィンの恐怖体験

月曜から金曜まで 電車に揺られて都内の職場に通い 一日中パソコン仕事 土曜の朝 車にサーフボードを積んで 好きな音楽をかけながら 約1時間半のドライブ 潮風を浴びながら 視界に広がる海 波チェック ウェットスーツに着替えて ボードにワックス塗って 裸足で砂浜を踏みしめる パドルアウトしながら 一回目のドルフィンスルーで 乾いていた髪が濡れる 都会のコンクリートジャングルで全身に付着した ブルーライト電磁波が洗い流される 自分の力量を超えるデカ波の日は

    • 若者のアカルイミライ

      若者の未来は明るい。 なんて嘘くさい言葉だろう。 実際のところ、多くの若者は先の見えない未来や、まだ何者でもない自分の無力さに悩み、苦しみ、不安に押し潰されていることだろう。 そんな若者に「君の未来は明るいよ」なんて言ったところで嘘くさすぎて気休めにもならない。 少なくとも約20年前、20歳そこらだった自分にとってはそうだった。 先のことは分からない、自分が何をしたいのかも分からない。 漠然と「ビッグになりたい」という野心はあるものの、どこから手を付け

      • 犯罪の最適化―Minority Report Updated―

        犯罪の「最適化」が出来たらいいのにって最近よく妄想する。 どういうことかというと… 世の中の人間は以下の3種類に分類できる。 ① 法律を犯さずに生活している人間 ② 法律を犯して罪に問われる人間 ③ 法律を犯しているが罪に問われていない人間 1番許せないのは③が罪に問われず、野放しにされていること。 そして②が①に対して罪を犯すというのも悲劇だ。 なので③を減らすため、そして①に被害が及ばないように、②は漏れなく③に対して罪を犯すように仕

        • ひきこもり視点の『リトル・マーメイド』

          ディズニーの実写映画『リトル・マーメイド』が日本でも劇場公開となった。 アリエル役を演じるのが黒人女性であると発表されてから、世界中でポリコレ物議を巻き起こしてきた話題(問題?)作だ。 昨今の過剰なポリコレ配慮の動きには賛同できる部分とできない部分が入り混じる。 アリエル役の黒人R&Bシンガー、ハリー・ベイリー(Halle Bailey)は、肌の色に関係なくキュートで、チャーミングでアリエル役として意外と違和感なく受け入れることができた。 一方で、原作アニメで

        サーフィンの恐怖体験

          家系ラーメンとAKIRA

          時に芸術は、身体的快楽を上回る。 年齢を重ねてしまったアラフォーおじさんにとって、そんな芸術体験はもう二度と味わえないんだろうなと、郷愁に似た切ない気持ちになる。 映画、音楽、文学、絵画、彫刻、舞台。なんでもいい。 人間が作った芸術作品を体験して、世界がひっくり返るような衝撃を受けるというのは若者の特権だろう。 ただいま深夜の2時。 大友克洋監督のアニメ映画『AKIRA』を初めて観たのは、約20年前の深夜2時くらいだったと思う。 大学はサボりがちで、昼夜逆転の自堕落な

          家系ラーメンとAKIRA

          永遠の命―Project 2501―

          永遠の命は可能か。 そんなテーマについて様々な分野の研究者たちが持論を語る。 そんなドキュメンタリー番組を深夜のBS放送で偶然見たのは自分が中学生の時だった。1995年~1996年くらいだろうか。 医学、生物学の研究者たちがこぞって、不老不死がいかに「不可能か」を語る中、唯一「可能」と断言していたのがコンピュータサイエンスの研究者だった。 人間の脳を正確に再現した人工知能を作ることで、その人間の記憶や意識までコンピュータの中で再現することができる。そんな肉体の老化から解

          永遠の命―Project 2501―

          YouTuberと甲本ヒロトのラーメン論

          YouTubeに動画を投稿して、広告収益を得て巨万の富を築く。 そんなYouTubeドリームが世に普及し始めてから、気がつけばもう10年やそこら。 はじめは、ごく限られた一般人の動画投稿しかなかったYouTubeも、今やカネのにおいを嗅ぎつけた芸能人や各ジャンルの専門家たちで溢れている。 そんな中、オリエンタルラジオの中田敦彦が、ダウンタウンの松本人志に物申すという動画がつい先日投稿され、大炎上している。 動画に対するコメントの大半は中田敦彦への批判だ。 お笑いの

          YouTuberと甲本ヒロトのラーメン論

          マルクスが予言した闇バイト

          日本の貧困化が止まらない。 世界的な物価高が叫ばれる中、フルタイムで働いて手取り月給10万円台前半なんていう求人が平気で転がっている日本。 先進国で唯一、実質賃金が過去数十年間下がり続け、国民一人当たりの平均所得がついに韓国にまで抜かれてしまった日本。 少子高齢化で若者の社会保障負担は右肩上がり。だけど給料は上がらない。 その一方でインターネットを見ると、仮想通貨やらインフルエンサーやら、ラクして法外なカネを稼いでいるような奴らで溢れている。 こんな現実と夢物語のギャ

          マルクスが予言した闇バイト

          AIを超越するKPOP

          KPOPの進化が目覚ましい。 2000年ごろのKPOPといえば、アメリカポップカルチャーを劣化コピーしたような芋くさい雰囲気があった。 その後、国家予算を投入して潤沢な資金力で20年近くコピーを続けたKPOPは、ここに来て独自の進化を遂げている。 数年前のBTSの世界的なヒットはその一つの成果であろう。 そして最近デビューしたNewJeansの楽曲はもはや8ビートや4つ打ち、Boom Bapブレイクビーツ、トラップベースを超えて全く新しいニュアンスのグルーヴを生み出して

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