アレルギーと菌と美肌と菌と…
清潔にしすぎると健康が維持できない、と思っている健康オタク主婦です。
人間は、この地球上に住む動物です。
ウイルスや菌も地球上にたくさん存在していますが、人間は共に生活していけるようになっています。
ですが、私たち現代人は、不自然に人間からウイルスや菌を遠ざけようとしています。
その結果、いろいろな病気や、体調不良を起こす人が増えているようです。
アトピー性皮膚炎も、清潔な環境がもたらしている場合があります。
私自身、自然の多い地域から、自然に触れづらい場所に引っ越した途端、アトピーを発症しました。
病院の薬では、なかなか回復に至らなかったので、漢方や栄養療法、そして、清潔にし過ぎない、自然に触れる、といった方法で完治させました。
アトピー性皮膚炎は、先進国に多いようで、清潔にすることが難しい発展途上国では、発症者ほとんどいないそうです。
また、発展途上国の人々の肌は、吹き出物などの肌トラブルがほとんど起こらないそうです。
最近、『菌子ちゃんの美人法』という本を読んでいます。
「栄養を吸収する場所(腸内)が汚れていれば、きちんと吸収できないので、体中の細胞に栄養が運ばれず、新陳代謝は低下します。」
「ぜん動運動も弱って、ますますうんこさんは出にくくなり、あげくの果てに皮脂の出も悪くなるので、結果的に肌に棲む菌子ちゃんも育たなくなってしまうのです。」
つまり腸内環境が悪いと、肌が汚れるそうです。
腸内環境を良くするためには、良い菌をたくさん取り入れること。
かといって、良い菌ばかりではなく、多少の悪い菌も必要。
バランスよく腸内細菌の種類と量を増やして、育てるためには、外から菌を取り入れること。
手を洗い過ぎる(しかも薬用の石鹸などで)、消毒し過ぎる、湯船に浸かり過ぎる、身の回りを殺菌し過ぎる。
すると、皮膚をキレイに保っている表皮ブドウ球菌などの、身体に良い菌も減ります。
常在菌のバランスが崩れると、体調によっては黄色ブドウ球菌やアクネ菌が増え、皮膚を荒れさせます。
身体に悪い菌だけを殺すことは、なかなか難しく、消毒液や抗生物質は、身体に良い菌も殺してしまう。
清潔な生活が送れるようになったお陰で、減った病気(感染症)もたくさんあります。
普通に生活するだけで、清潔レベルの高い日本です。
何でも行き過ぎやり過ぎは良くない、と言われるように、清潔過ぎるのも良くない、と私は思っています。
このご時世に言うのもあれですが、菌をわざわざ排除する行為は必要ないと思っています。
コロナウイルスだけを排除できればいいけど、結局他の良いウイルスや菌まで排除して、免疫力を下げ、体調崩すなんて…。
私は、このコロナ禍で、ウイルスや菌を極端に排除することのデメリットを、たくさん調べて学びました。
腸内環境関連の本を読むうちに、行き過ぎた清潔行為は身体のためにならない、と感じました。
家の中を掃除したり、片付けたり、汚れた時は手を洗ったりと最低限の清潔は守りながら、適度にいろいろな菌とも触れ合って、菌への耐性をつけつつ、共生する生活を続けたいです^_^
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